Atsuko Satori(DJ/dublab.jp)
2009年から国内外のパーティーやフェスでDJとして活動する傍ら、ヨガ、瞑想を学び指導を行う。2023年よりロサンゼルスの非営利ネットラジオ『dublab』の日本ブランチ『dublab.jp』にてレギュラー番組『TARA TRIP ~Music Meditation~ 』をスタート。ジャンルのボーダーを超え音と身体の神秘性を探求し続けている。
- Matthew Halsall
- An Ever Changing View
- イギリスのマンチェスター出身のJAZZレーベルGondwana Recordsの創始者、ジャズミュージシャン、トランペッターのMatthew Halsallが2023年にリリースしたアルバム。透明感のあるトランペットに重なるパーカッションに柔らかな光やそよぐ風を感じ、美しい自然の情景を思い出させます。空気の澄んだ朝にぴったりの1枚。
- Leo Takami
- Next Door
- 作曲家・ギタリスト貴水玲央の2023年リリース作。『Spring Snow』からのアルバムタイトルでもある『Next Door』の流れはキラキラと雪が溶け新芽が顔を出し春の花の香りが風に乗って今にも届いてきそうです。新しい季節へと駆け出したくなるような温かな希望を感じさせてくれます。
- John Carroll Kirby
- Dance Ancestral
- 2022年にリリースされた近年大注目のLA出身のプロデューサー/ピアニストJOHN CARROLL KIRBYによる5作目のアルバム。JAZZとエレクトロニックが心地よく融合されていて、クラブミュージック好きな方にもファンが多いのが納得出来ます。1曲目”Dawn of New Day”では、アンビエント音楽の巨匠Laraajiをフィーチャーしニューエイジなストリート感がたまりません。
- Blake Mills
- Jelly Road
- 2023年リリース。プロデューサー、作曲家、ギタリスト、ソングライターBlake Millsによる5作目のソロアルバム。ただのカントリー・オルタナティブでは済まされない音要素が散りばめられ、とてもドリーミーに時にワイルドに不思議な場所へ連れて行ってくれるアルバムです。全曲素晴らしいのですが、エキゾチックな音階とパーカッションが響く"Unsingable"がスピリチュアルで印象的です。
- Sam Wilkes
- DRIVING
- LAのジャズ・ベーシスト/コンポーザーのSam Wilkesが自主制作した2023年リリース作品。インディロックの中に垣間見える柔らかなエクスペリメンタルが心をくすぐり、春の訪れを彷彿させるアルバムです。
- Gary Burton, Chick Corea
- Duet
- アメリカ人ヴィブラフォン・プレイヤーのGary Burtonと、USジャズのレジェンドピアニストChick Coreaが1979年にリリースしたデュオアルバム。ヴィブラフォンの細やかな響きと優しく力強いピアノが溶け合うような掛け合いがとてもピュアな音で、ドキドキして羽が生えて来そうです。笑
- Julie Byrne
- The Greater Wings
- アメリカのソングライター、Julie Byrneによる2023年リリースのアルバム。瑞々しく透明感のあるメランコリックでセンチメンタルなアルバム。儚くも力強い歌声と美しいハープの音に胸がぎゅっとなります。
- Alex Ho
- Move Through It
- LA出身のAlex Hoによる2022年リリース作品。ジャケットのマジックアワーのように日が落ち初め空が紫に染まり、メローな夜の始まりを感じられるアルバム。本人によるボーカルもソウルフルな優しさがあり全曲素晴らしいです。
- McCoy Tyner
- Sahara
- アメリカ人ジャズピアニスト、McCoy Tynerによる1972年リリースのアルバム。スピリチュアルジャズを好きになったきっかけのアルバムです。疾走感が夜に向かう高揚感を高めてくれます。"Valley Of Life"は琴の音がとてもエキゾチックです。
- Alice Coltrane
- Journey In Satchidananda
- 1970年録音。デトロイト生まれのピアノ/オルガン/ハープ奏者Alice Coltraneによるソロ作品。言わずと知れたスピリチュアルジャズの決定版。インド哲学のスピリットを存分に反映させた1枚。「Journey In Satchidananda」はバックで流れるベースとシタールに重なるハープの音がミステリアスの塊で瞑想的アルバムです。