Technics café KYOTO

Playlist

2024/2/6~2024/3グランドテーマ:MIX
(音楽カルチャー、音楽ジャンル、
アーティストなどを有機的にMIX)

Atsuko Satori(DJ/dublab.jp)

Profile

2009年から国内外のパーティーやフェスでDJとして活動する傍ら、ヨガ、瞑想を学び指導を行う。2023年よりロサンゼルスの非営利ネットラジオ『dublab』の日本ブランチ『dublab.jp』にてレギュラー番組『TARA TRIP ~Music Meditation~ 』をスタート。ジャンルのボーダーを超え音と身体の神秘性を探求し続けている。

Morning Time Playlist
  • Matthew Halsall
    An Ever Changing View
    イギリスのマンチェスター出身のJAZZレーベルGondwana Recordsの創始者、ジャズミュージシャン、トランペッターのMatthew Halsallが2023年にリリースしたアルバム。透明感のあるトランペットに重なるパーカッションに柔らかな光やそよぐ風を感じ、美しい自然の情景を思い出させます。空気の澄んだ朝にぴったりの1枚。
  • Leo Takami
    Next Door
    作曲家・ギタリスト貴水玲央の2023年リリース作。『Spring Snow』からのアルバムタイトルでもある『Next Door』の流れはキラキラと雪が溶け新芽が顔を出し春の花の香りが風に乗って今にも届いてきそうです。新しい季節へと駆け出したくなるような温かな希望を感じさせてくれます。
Day Time Playlist
  • John Carroll Kirby
    Dance Ancestral
    2022年にリリースされた近年大注目のLA出身のプロデューサー/ピアニストJOHN CARROLL KIRBYによる5作目のアルバム。JAZZとエレクトロニックが心地よく融合されていて、クラブミュージック好きな方にもファンが多いのが納得出来ます。1曲目”Dawn of New Day”では、アンビエント音楽の巨匠Laraajiをフィーチャーしニューエイジなストリート感がたまりません。
  • Blake Mills
    Jelly Road
    2023年リリース。プロデューサー、作曲家、ギタリスト、ソングライターBlake Millsによる5作目のソロアルバム。ただのカントリー・オルタナティブでは済まされない音要素が散りばめられ、とてもドリーミーに時にワイルドに不思議な場所へ連れて行ってくれるアルバムです。全曲素晴らしいのですが、エキゾチックな音階とパーカッションが響く"Unsingable"がスピリチュアルで印象的です。
  • Sam Wilkes
    DRIVING
    LAのジャズ・ベーシスト/コンポーザーのSam Wilkesが自主制作した2023年リリース作品。インディロックの中に垣間見える柔らかなエクスペリメンタルが心をくすぐり、春の訪れを彷彿させるアルバムです。
  • Gary Burton, Chick Corea
    Duet
    アメリカ人ヴィブラフォン・プレイヤーのGary Burtonと、USジャズのレジェンドピアニストChick Coreaが1979年にリリースしたデュオアルバム。ヴィブラフォンの細やかな響きと優しく力強いピアノが溶け合うような掛け合いがとてもピュアな音で、ドキドキして羽が生えて来そうです。笑
  • Julie Byrne
    The Greater Wings
    アメリカのソングライター、Julie Byrneによる2023年リリースのアルバム。瑞々しく透明感のあるメランコリックでセンチメンタルなアルバム。儚くも力強い歌声と美しいハープの音に胸がぎゅっとなります。
Night Time Playlist
  • Alex Ho
    Move Through It
    LA出身のAlex Hoによる2022年リリース作品。ジャケットのマジックアワーのように日が落ち初め空が紫に染まり、メローな夜の始まりを感じられるアルバム。本人によるボーカルもソウルフルな優しさがあり全曲素晴らしいです。
  • McCoy Tyner
    Sahara
    アメリカ人ジャズピアニスト、McCoy Tynerによる1972年リリースのアルバム。スピリチュアルジャズを好きになったきっかけのアルバムです。疾走感が夜に向かう高揚感を高めてくれます。"Valley Of Life"は琴の音がとてもエキゾチックです。
  • Alice Coltrane
    Journey In Satchidananda
    1970年録音。デトロイト生まれのピアノ/オルガン/ハープ奏者Alice Coltraneによるソロ作品。言わずと知れたスピリチュアルジャズの決定版。インド哲学のスピリットを存分に反映させた1枚。「Journey In Satchidananda」はバックで流れるベースとシタールに重なるハープの音がミステリアスの塊で瞑想的アルバムです。

tofubeats(DJ/音楽プロデューサー)

Profile

神戸出身の音楽プロデューサー/DJ。学生時代から様々なアーティストのプロデュースや楽曲提供、楽曲のリミックスを行う。2013年4月に「水星 feat.オノマトペ大臣」を収録した自主制作アルバム「lost decade」を発売。同年11月には森高千里をゲストボーカルに迎えた「Don't Stop The Music」でワーナーミュージック・ジャパン内のレーベルunBORDEからメジャーデビュー。2014年10月にメジャー1stアルバム「First Album」をリリースし、以降もコンスタントに作品を発表している。2022年5月には約4年ぶりとなるニューアルバム「REFLECTION」と、初の書籍「トーフビーツの難聴日記」を同時に発表した。2022年11月に「REFLECTION」のLP盤及び「REFLECTION REMIXES」を配信リリース。2023年1月にはUKのDJ QとのコラボEP「A440」で国内外で好評を博し、5月に単独SG「自由」を配信リリースし、MVと共に好評を博している。12月には新曲「Lights」を配信リリース。

Morning Time Playlist
  • ANA FRANGO ELETRICO
    Me Chama de Gato que Eu Sou Sua
    ブラジルのアナ・フランゴ・エレクトリオによるアルバム。プロデューサーとしても才能を発揮する氏のアルバム。ちょうど良いダンサブルな具合がどんなシーンにも合うのでよく聞いていましたが、氏のクイアとしての視点も多く影響したアルバムということで、それだけじゃない奥深さもぜひ味わいながら聞くのが良いかもしれません。LPにはZINEが付属していてそれも良いですね
  • Nu Genea
    Bar Mediterraneo
    こちらはイタリアのデュオ。1〜2年でよく聞いたLPといえばこちら。「Tienate」のテテテン!というイントロの立ち上がりの速さはDJで掛けたくなる雰囲気で最高です。
  • ARCHIE JAMES CAVANAUGH
    BLACK AND WHITE RAVEN
    DJを始めたてのころに先輩がプレイしていた「Make Me Believe」が気になって、この曲なんですか、と聞いて教わった作品。「このオリジナル盤は5万円とかするらしいで」と教えてもらったエピソードもいまだになぜか印象的でよく思い出します。先輩と同じくCDで聞いてましたがここ数年で再発された時にそちらを購入。
  • TOWA TEI
    TOUCH
    このあたりでカラフルなサウンドコラージュの入ったアルバムを。テイさんのアルバムはカラフルでポジティブなムードがいつも満ちていて、この数十年ぶれていない雰囲気に憧れるんですよね。
Day Time Playlist
  • V.A.
    JUST A TOUCH
    なんだか家でレコードを聞いてみたいけど何を聞いたら良いかわからないんですよね。という方にはAthen Of The Northのコンピレーションをとりあえず買ってみると良いよ、と勧めるかもしれません。そのくらいここの出すコンピレーションアルバムにはハズレがありません。当社調べ。
  • MARXIST LOVE DISCO ENSEMBLE
    MLDE
    マルキシスト・ラブ・ディスコ・アンサンブルのアルバムをレコードで買ってみたら盤面が赤でクスっとしたのですが、こういう一個踏み込んだ粋さみたいなのがフィジカルの面白みですよね。
  • MOCKY
    GOOSEBUMPS PER MINUTE
    自分の持っている「Key Change」のLPにはMocky氏のサインが入ってます(自慢)が、今回は入手性の良さそうな最新作を。どのアルバムも生活に入ってくる作品で、なんとなく事務所でもターンテーブルに置きがちな1枚です。
Night Time Playlist
  • ANOHNI, Antony and the Johnsons
    MY BACK WAS A BRIDGE FOR YOU TO CROSS
    2016年の「HOPELESSNESS」には本当に感動しましたが、それとは別ベクトルでこの作品にもやはり感動しました。時代に気高く抗う気持ちというものを感じさせてくれる作品。
  • Herbert
    BODILY FUNCTIONS
    自分にとってはライフタイムベスト曲の一つである「The Audience」を含む大名盤。再発のタイミングでLPを入手しました。タイトルのとおり人体が発する様々な音をサンプリングして作られたアルバムで、そのコンセプトと成果の強度には2023年もいまだに驚かされます。
  • Tirzah
    DEVOTION
    自分にとって2018年の雰囲気を象徴する1枚。最近の作品も相変わらず素晴らしいですがここでは彼女のファースト・アルバムを。夜のまどろみに溶けていくような音像をぜひ。

Yukari BB(Jazzy Sport Kyoto/KJCC)

Profile

Dance Music Recordのバイヤーとしてキャリアを積む傍らDJ活動をスタートした後イギリスへ渡英。帰国後イギリスのオンライン・レコー ドストア、Juno Recordsの日本支部を7年間務めた後、京都へ拠点を移す。Soul〜Houseまでクロスオーヴァーなプレイを軸に、近年では’19に香港でのShi Fu Miz Festivalにて”Boiler Room”への出演も果たした他、ヨーロッパや南アフリカなど精力的に海外へ活動の幅を広げている。現在 Jazzy Sport Kyotoのマネジメントを担う傍ら沖野修也氏率いる京都拠点のクリエイティブ・チーム、Kyoto Jazzy Creative Councilのメンバーとしても活動中。

Morning Time Playlist
  • John Carroll Kirby
    Septet
    Stones Throw移籍後2枚目のアルバム。毎度浮遊感溢れるグルーヴが小気味良くアルバム通してタイムレスに聴ける。'23年にはFuji Rockにも出演するなど、日本国内での認知度も高まっており、今後の活躍にますます期待が集まるところ。
  • Bobbi Humphrey
    Fancy Dancer
    MizellブラザーズのLarry Mizellとの3作目にして最後のコラボ作。Dorothy Ashby、Harvey Masonなど客演陣も豪華な1975年作のマスターピース。いつどんな時に聴いてもBobbi Humphreyの美しいフルートの旋律に心洗われます。
Day Time Playlist
  • Azymuth
    Light As A Feather
    AzymuthがMilestone Records に残した1979年の名作 がUKの名門 Far Out Recordingsより復刻。"Fly Over The Horizon"、”Jazz Carnival”などを筆頭にインストのブラジリアン・ジャズファンクを代表する重要作品。
  • Joyce Cooling
    Cameo
    Al JarreauやStan Getzといったレジェンド達も共演するアメリカのジャズ・ギタリスト、Joyce Coolingの'88年デビュー・アルバム。 我々の世代は須永辰緒氏がVince Andrewsを起用した"It's You"のカバーも慣れ親しんでいますが、オリジナルは言わずもがな、アルバムを通しても素晴らしい名盤。
  • Herbie Hancock
    Thrust
    1974年リリースのジャズ・ファンク名作が180g重量盤で再発。Herbie Hancock諸作品のアートワークでも知られるRobert Springettによる21世紀マチュピチュへの旅?的な壮大なジャケも素晴らしいコズミックなミュージカル・ジャーニー。
  • Mighty Ryeders
    Help Us Spread The Message
    De La Soul が代表曲「Evil Vibrations」サンプリングしたりThe Revirthによる同曲のカバーも今やクラシックと化していて何かと「Evil Vibrations」にフォーカスされがちですが、アルバム通してMighty Ryeders節全開、レアグルーヴ "究極”の1枚として語り継がれる珠玉の名盤。
  • Jules Brennan
    Wamono
    英国出身京都在住のファンク・マシーン Jules Brennan。彼のシグネチャーでもある和楽器を随所に起用した 、言わば村岡実と Khruangbinを掛け合わせたようなサイケデリック・和ジャズ・ファンク。京都が世界へ誇る"Wamono"アルバムの金字塔。
Night Time Playlist
  • V.A.
    Just A Touch
    良質なディガーレーベルとして知られるUKのAthens Of The Northよりリリースされた「For The Love Of you」でUKラバーズロック・ブームに火をつけたのも記憶に新しい、シリーズの続編とも言うべき最新作。
  • Kaidi Tatham
    Only Way
    近年では一人オーケストラとでも言うべくマルチなコンポーズ力をふんだんに発揮しているKaidi Tathamの5枚目。今作もHip Hop〜ブラジリアン・フュージョン〜ジャズ〜ブロークンビーツとクロスオーヴァーなサウンドを随所に詰め込んでいるもののトータルのサウンドの統一感は流石の職人技。
  • Kiefer
    IT'S OK, B U
    LA発キーボーディスト、Kieferの最新作。今作は打ち込みのビートによりフォーカスした内容になっており、ダウンテンポ〜アップテンポまでジャジー&グルーヴィーに網羅するKiefer節全開の旋律美は健在。

立川 直樹(プロデューサー)

Message

音が放つ生命力に溢れる「Re discover Music」の空間に浸ることができる拠点ができたことが本当に喜ばしいし、100年以上にわたって録音され、残されてきた名曲や名演を、"言葉ではその素晴らしさを形容するのは難しいと思っている最高の音響システム"で楽しめるというのは画期的な出来事だと言える。だから、オープンにあたっては音楽史に輝ける足跡を残しているアーティストたちの極めつけのアルバムを選んだが、第2弾は季節のことも考えてセレクトした。"レコード=Record"という言葉には"記憶"と"記録"という意味があるが、時空を超えた音楽の旅を心ゆくまで楽しんで欲しい。

Playlist
  • ジョン・レノン/ヨーコ・オノ
    ダブル・ファンタジー
    1980年12月に悲劇的な死を遂げたジョン・レノンの遺作。今年の1月4日に亡くなった篠山紀信さん撮影のジャケット写真も話題になったが、篠山さんは「カラーで撮ったものをヨーコさんに渡した。だからレコードが送られてきた時、あれって思ったんだよ。そしたらあの事件…」と話してくれた。天国で再開している2人を追悼する気持ちで選んだ。
  • クイーン
    オペラ座の夜
    20世紀の終わりにイギリスで「21世紀に残したい歌」という人気投票があり、予想されていた「イマジン」を抜いて1位に選ばれた名曲「ボヘミアン・ラプソディ」が収録されたクイーン不滅の名盤。貫かれた美意識は他の追従を許さない。
  • チェット・ベイカー
    チェット・ベイカー・シングス
    「バット・イット・フォー・ミー」で始まり、チェットの代表曲になった「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」も収録されているB面の録音は1954年2月15日。ちょうど70年前になるが、名演は歳をとらない。ロマンティックの極味。
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  • マイルス・デイヴィス
    マイルス・デイヴィス・イン・コンサート
    マイ・ファニー・ヴァレンタイン
    ジャズの帝王・マイルスをサポートするのはテナーサックスのジョージ・コールマン、ピアノのハービー・ハンコック、ベースのロン・カーター、ドラムのトニー・ウィリアムス。ジャズの百科事典に載っている名手たちの技とセンスを堪能して欲しい。
  • デヴィット・ボウイ
    ヒーローズ
    京都を愛したデヴィット・ボウイがベルリンでブライアン・イーノと組んで録音して1977年に発表した名盤。ボウイが信頼していた鋤田正義さんが東京のスタジオで撮影したジャケット写真は素晴らしく魅力的。「苔の庭」は京都滞在から生まれたインストルメンタル・ナンバー。
  • ボビー・ヴィントン
    ブルー・ベルヴェット
    デヴィット・リンチが映画で使ったことで数十年のときを得て見直された名曲「ブルー・ベルヴェット」から「テル・ミー・ホワイ」までロマンティックな歌が12曲収録されたベスト盤。古き良き時代のアメリカのポピュラー・ミュージックには格別の魅力がある。
  • ブライアン・フェリー
    ボーイズ・アンド・ガールズ
    アルバムの帯には<夜のため息に抱かれたらフェリー・マジックに酔いたくなる…>のキャッチコピー。ピンク・フロイドのデヴィット・ギルモアを筆頭にマーカス・ミラー、デヴィッド・サンボーン…他、最高のミュージシャンをバックに制作された大傑作。ダンディズムここにあり…
  • リッキー・リー・ジョーンズ
    マイ・ファニー・ヴァレンタイン
    2月と3月は1年のうちで一番ロマンティックな音楽が似合う時期かも知れない。アルバムとシングル盤の中間に存在していた25センチ盤をオマージュを捧げる感じで作られたリッキー・リーの稀少盤。ピアノ弾き語りの「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」が凄すぎる。
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  • ジョン・コルトレーン&ジョニー・ハートマン
    ジョン・コルトレーン&ジョニー・ハートマン
    バラードの名手でもあるジョン・コルトレーンがジョニー・ハートマンと組んで録音したバラードの傑作集。""名盤""の誉れ高き1枚だが、サックスやピアノ、ヴォーカル…それぞれの深い響きと味わいは""レコード""と""オーディオ""が永遠であることを感じさせてくれる。
  • キング・クリムゾン
    リザード
    "プログレッシブ・ロック"の分野ではピンク・フロイドと並んで最大限の評価と人気を得ているキング・クリムゾンの3作目。発表から50年以上が経った今聞いてもその斬新さには溜息が出るし、超絶とも言える演奏はどこか神がかっている。

SECOND ROYAL RECORDS(Record Shop)

Profile

店舗紹介:京都を拠点に活動するインディーズレーベルSECOND ROYAL RECORDSが運営するレコードショップ。国内・海外の新譜・中古レコード / カセット / CD / アーティストグッズなど様々なアイテムを取り扱っています。

〒602-8341 京都府京都市上京区三軒町48-11

Morning Time Playlist
  • HALFBY
    LAST ALOHA
    京都在住のDJ、ミュージシャンHALFBYの2018年作品。インディ~ラウンジ由来のセンスとエキゾ&トロピカルな南国ムードに加え、ニューエイジ~アンビエント再燃の流れともシンクロしたバレアリック・ハウス~ブレイクビーツ・サウンドを遊び心たっぷりに展開した13曲を収録。
  • neco眠る
    実家の鍵
    2022年に結成20周年を迎えたneco眠るの6年ぶりとなる4thアルバム。ジャケットアートワークは増田薫(思い出野郎Aチーム)が担当。 エンジニアはDr.西平(STUDIO LUB LAB)。
  • 君島大空
    袖の汀
    2021.4.21に発売された、三作目のEP『袖の汀』。二作目の『縫層』から一転、今作は歌とガットギターを中心に組み立てられ、すべて宅録で作られている。演奏もミックスも自身で完結。内省の深海に導かれるような引力がある。
Day Time Playlist
  • 曽我部恵一
    曽我部恵一
    2002年にリリースされた曽我部恵一のファースト・ソロ・アルバム「曽我部恵一」が、本人監修のもとオリジナル・マスターより新たにリマスターを施し、待望のLP復刻決定!メロウ・グルーヴなソロ・デビュー・シングル「ギター」を含む全11曲を収録したタイムレスな傑作
  • Belle and Sebastian
    A Bit of Previous
    世界中のネオアコ~インディー・ファンを魅了し続ける大人気バンド、ベル・アンド・セバスチャンの10作目『A Bit of Previous』。初めて地元グラスゴーでレコーディングされたバンドの現在地を見事に表現した全12曲を収録。
  • THE BIG MOON
    LOVE IN THE 4TH DIMENSION
    ジュリエット、ファーン、ソフ、セイラの4人から成るロンドンを拠点に活動する4人組ガールズ・ロックバンド、THE BIG MOONのデビュー・アルバム。
  • Ethan P. Flynn
    Universal Deluge
    デヴィッド・バーンやFKAツイッグスもその才能に惚れ込み、ブラック・カントリー・ニュー・ロードやスロウタイをして“俺たちの世代のデヴィッド・ボウイ”と言わしめる天才イーサン・P・フリンの2022年作。カリスマ性抜群のヨレた歌声に虜になる書き下ろしの楽曲全7曲を収録。
Night Time Playlist
  • möscow çlub
    outfit of the day
    2010年代前半に東京のインディー・ロック・シーンから登場した東京のインディー・バンド、möscow çlubの2015年作2ndアルバムにしてラストアルバムとなった『outfit of the day』がレコード化。
  • LITTLE SIMZ
    GREY AREA
    ケンドリック・ラマーをして本物と言わしめ、ゴリラズのワールド・ツアーでは数々のハイライトを飾り、ローリン・ヒルら錚々たるアーティストたちがライヴのサポート・アクトに指名するMCリトル・シムズの2019年にリリースされたサードアルバム。
  • OSCAR JEROME
    THE SPOON
    ジャズの名門 [Blue Note Records] からリリースされたUKジャズの主役が一挙に集結したコンピ『BLUE NOTE RE:IMAGINED II』でグラント・グリーンの秀逸なカバーを発表。NEXT トム・ミッシュ的な存在として注目を浴びるオスカー・ジェロームのセカンド・アルバム。

中澤 敬(〈春の雨〉オーナー)

Profile

2022年11月に〈春の雨〉を開店。エレクトロニック、ジャズ、ネオクラシカル、フィールドレコーディングなど様々なジャンルに広がるアンビエント音楽を専門に、国内外のレコードを数百枚取り扱う。

Playlist
  • Joan Bibiloni
    Nits De La Sultana / 10(V.A.)
    爽やかでしなやかなアコースティックギターと過不足なく品のいい残響音を全身で浴びれば、美しい昼下がりが訪れます。
  • Jeremiah Chiu & Marta Sofia Honer
    On the Other Sea / Recordings from the Aland Islands
    穏やかに移ろう店内を包む日の光。この曲が捉える自然の美しさも、豊かな日の移ろいのようです。
  • Fabiano do Nascimento
    Abertura / Munda Solo
    ルーツミュージックを下地にした、奥ゆかしさと華やかさ。日が傾いた都会のラウンジに、ささやかに華を添えます。
  • Matthewdavid
    Liquidity / Mycelium Music
    絹のようなきめ細かさ、きらびやかで多層的な広がり。細部までありありと表現するオーディオの精妙さを、この曲で堪能したいです。
  • Sean La'Brooy
    Snow Storm / Merchant
    気品高いチルアウトサウンド。ダンスビートを媒介に多様な人の交わりを。雑多な熱狂とは違う美しい時間に気持ちが華やぎます。
  • Move D & Benjamin Brunn
    On the Magic Bus / Let's Call It A Day
    逆らうことのできない深いグルーヴ。深海のような低音のうねりを完璧に表現する環境で楽しみたいです。
  • Kaoru Inoue
    Mizukumi / Dedicated to the Island
    空間を構成する直線美。逆説的に際立つパンの香りや植栽の佇まい。店から湧き出るオーガニックなイメージにはこの曲を。
  • Purelink
    In Circuits / Signs
    お店のカトラリーやカップは、凡庸でなく色彩にノイズがない。ミニマルで緻密かつ、潔癖さや緊張感がないこの曲がぴったりです。
  • Rod Modell
    Side A / Ghost Lights
    積み重ねた歴史によるリスニング体験の高み、意匠から滲(にじ)み出る洗練。幾度も仔細に点検しても完璧に美しいこの曲のようです。
  • 坂本龍一 & Alva Noto
    Aurora / Insen
    差し込む日の光とオーディオの陰影はシンボリックに映りました。2人の親密な掛け合いも、この日の光と影のように美しい。