完全ワイヤレスイヤホン選び、迷ったら「EAH-AZ40M2」が正解。テクニクスの”良さ”が詰まってる

執筆:折原一也/PHILE WEB編集部 川田菜月

ストイックすぎる“音質”へのこだわり、なのに手の届きやすい注目の完全ワイヤレスイヤホン

スマホで音楽を聴くなら、今や完全ワイヤレスイヤホンがファーストチョイス。ひとたび高音質な完全ワイヤレスイヤホンを探し始めると、迫力の重低音モデルや臨場感を重視した空間サウンド対応モデルなど、様々な形で “良い音” が語られていることに気づくかもしれない。

そんな中で、アーティストの表現に味付けすることなく、ストレートに届けてくれる音質で信頼できる完全ワイヤレスイヤホンを選ぶなら--テクニクス「EAH-AZ40M2」は、そんな問いに応えてくれるモデルだ。

テクニクス「EAH-AZ40M2」(オープン価格)

重要視される「音質」「アクティブノイズキャンセル」「機能性」を全方位カバー

今の時代、完全ワイヤレスイヤホンに求められる性能・機能は数多くある。

まずは、高音質技術。EAH-AZ40M2では、同ブランドの最上位モデル「EAH-AZ80」でも採用する “アコースティックコントロールチャンバー” と “ハーモナイザー” という音響構造に加えて、小型のイヤホン本体に向けた直径6mmの小型ドライバーを搭載している。

最上位モデル「EAH-AZ80」でも採用する音響構造を、エントリーモデルにあたるEAH-AZ40M2でも搭載

そして、EQ回路の動作をシンプル化し、ピュアな音を届ける “ダイレクトモード”、最大990kbssのハイレゾワイヤレス接続が可能な「LDAC」にも対応するなど、アナログ・デジタルの両面で上位機種譲りのテクノロジーが投入されている。実際の音質については、記事後半で詳しくチェックしていこう。

機能面では、新たにアクティブノイズキャンセリング機能にも対応した。自宅でテストしてみると、エアコンやPCのファン音、テレビの音声など、騒音の種類を問わずしっかりボリュームダウンしていることを確認。屋外で試すと、路上の自動車の走行音や、電車の走行時の大きな騒音など、予想以上に騒音全体によく働く。

室内でも、屋外でも、アクティブノイズキャンセリングの効果は予想以上に高く便利だ

さらにEAH-AZ80で業界初の機能として搭載された「3台マルチポイント接続」を、このEAH-AZ40M2でも実現したところは、今回のアドバンテージとなるポイント。

生粋のアップルファンなら、iPhone + iPad + Macの3台を同じイヤホンで繋げられるというのも便利だろう。ただ、3台接続の場合、音質コーデックをLDACに設定することができない。本格的な音楽リスニングも楽しみたいという場合は、Androidスマートフォンと組み合わせてLDAC接続を活用しつつ、Macbookともペアリングしておいてビデオ会議の通話マイクとして活用する、といった使い方が有効だ。

LDACで再生する際には、接続モードをチェック。また3台同時接続を利用する際には、LDAC再生はできないため、利用シーンに合わせて使い分けたい

本来の “音の質” で勝負するテクニクスならではの高音質が魅力

いよいよEAH-AZ40M2の音質をチェックしていこう。再生環境はスマートフォン「Xperia 1 Ⅳ」を使って、LDACによる96kHz/24bit再生を試す。アプリから接続モードの設定を開き、「音質優先」かつ「ヘッドホンのLDAC」にチェックしてテストした。

ます最初に再生したYOASOBI「アイドル」を聴いて、すぐに理解した。EAH-AZ40M2のサウンドは、テクニクスが本気で作り込んだ、レベルの高いニュートラル志向のサウンドであるということだ。

Androidスマートフォンと組み合わせて、LDACでのハイレゾ品質で音質再生をチェック

イントロにある “ダンッ、ダンッ、ダンッ” というシンセの音では、アタックの強さに頼らず、その音の余韻まで伝えるような情報量の多さを実感する。頭の周りを取り巻くサウンドは音の繋がりよく、ボーカルは適正な距離感を保ちながら、声のトーンもていねいに再現してくれる。

声の歪みのなさは特筆すべき優秀さ。だが、それを誇張するようなサウンドバランスではない。シンセ、ピアノの音の分離、ハイハットの金属音、低音までレンジが広く、楽曲に含まれる情報を豊富に描き出しているが、それをまとめ上げるサウンドのテーマは、ニュートラルだ。

EAH-AZ40M2で聴く藤井風「花」は、素晴らしいのひと言。ミドルテンポのこの曲を象徴するような、ドラムとピアノの一体感、そのリズムの刻みが、音に秘められたエネルギーとともに、そこに存在しているかのような情報量で描き出される。心地よく頭の周りを取り巻く、男性ボーカルと音楽との調和。どこかに突っ走ると成立しなくなる独特のトーンを崩さない、これぞ “味付けなくアーティストの表現を届けてくれる音質” なのだ。

また、本機はアプリ「Technics Audio Connect」に対応しており、イコライザー機能も使える。いくつかプリセットも用意されているので、実のところ自分好みに味付けして楽しむこともできる。

アプリ「Technics Audio Connect」に対応しており、イヤホンのタッチ操作のカスタマイズなども行える

例えば、「バスエンハンサー+」で聴けば低音がわかりやすく迫力を増して届くし、「トレブル+」にすれば歯切れ良い高域、「ダイナミック」ではよりメリハリを効かせた音で聴ける。そして、イコライザーをかけた状態でも十分過ぎるほどに高音質だ。

イコライザー機能を備え、高品質な素のサウンドに対して、自分好みに味付けも可能だ

それら全てのサウンドバランスの元となるような「ダイレクト」の状態で出荷されているのだから、EAH-AZ40M2の音質に向き合う姿勢はあまりにストイックといえる。

人気のフラグシップEAH-AZ80と共通する技術で進化した、テクニクスの完全ワイヤレスイヤホン入門機であるEAH-AZ40M2。そのニュートラルで高品位なサウンドは、音楽の魅力をそのまま伝えてくれる。音質にこだわりたい人も、ノイズキャンセリングやマルチポイントなど、さまざまな便利機能を求める人にとっても、エントリークラスながら本格的な性能を備えるEAH-AZ40M2なら、大正解の選択肢となるはずだ。

(筆者:折原一也)

女性編集部員が語る、「EAH-AZ40M2」のもう一つの魅力

すでに完全ワイヤレスイヤホンは、生活に欠かせない存在になってきている。スマートフォンから音楽を聴くのはもちろん、動画を見たり、ゲームをしたり、パソコンにも繋いでオンライン会議に参加したり。そんなふうにして毎日使うモノだから、こだわって選びたい。

何にこだわるかっていえば、音質も大事だけれど、やっぱり見た目がよくて、着けやすいモデルがいい。そこで私がオススメしたいのが、テクニクスの「EAH-AZ40M2」だ。

前モデルを2年愛用してきた編集部員が、EAH-AZ40M2の魅力を探る

私は仕事柄、完全ワイヤレスイヤホンを試す機会がたくさんあって、これまでいろんなモデルを使ってきたけれど、耳内のサイズが小さめなこともあり、製品によってはうまく着けられないこともあった。だから、長く使い続けるためには、いろんな視点で見極めて選ぶ必要がある。

そんな私がここ2年ほど愛用しているのが、従来モデルの「EAH-AZ40」。選択基準にしている「音質の良さ」「小さな耳でも着けやすく、長く使っても疲れない」「見た目が良い」という3つすべてを、高品位にカバーしてくれる相棒になっている。

そのEAH-AZ40が、第二世代「EAH-AZ40M2」に進化したと聞いて、早速試させてもらった。まずは重要な本体サイズ。従来モデルから「しずく型」の形状を踏襲し、コンパクトなサイズもキープ。耳内にしっかり収まって、ぴったりフィットしてくれる。

この「ぴったりフィットする」というのも重要。ただ小さいだけじゃない。ノズルの部分以外にも、耳に接触する場所を増やして、イヤホンをバランスよく耳内で支えることで、疲れにくく、装着も安定する。フィットする、かつ快適で安心できるというのが、EAH-AZ40M2の魅力のひとつといえる。

耳内のサイズが小さい人でも、無理なくぴったりフィット。アクセサリーにも干渉せず、快適で安心の着け心地

見た目にもいい。耳からぽこっと飛び出すことがないし、特にローズゴールドのカラーは、肌馴染みがいいから目立ちにくいのもポイント。外から見える部分は光沢感あるメタリック素材で、アクセサリーのようにな美しさもある。

肌馴染みの良いローズゴールドは、テクニクスがその色の実現に何度も検証を重ねて生み出されたカラー
イヤホンだけじゃなく、ケースの高級感も持ちたくなるポイント。見た目以上に軽量で、こちらもコンパクトなので持ち運びもしやすい

ローズゴールドは少し暖色寄りのピンクという感じで、肌の色問わず、誰でも相性良く使えそうだと思う。シルバーはよりクールな印象で、ブラックもただの黒じゃない、質の良さが光っている。

シルバー
ブラック

カラーは正直悩みどころだけど、よく使うアクセサリーの色によって選んでもいいかもしれない。先ほど紹介したように、耳内にしっかり収まって飛び出しも少ないから、ピアスやイヤリングと干渉することなく着けられるし、耳の形とアクセサリー側の形状によっては、細めのイヤーカフを着けても問題なく装着できた。

完全ワイヤレスイヤホンは、いま本当にたくさんの種類がある。最新テクノロジーを駆使した高級モデルから、安く手に入れられるものまで幅広い。だからこそ、自分がどんなふうに使いたいか、どんなモデルが良いか、しっかりこだわって、納得する一台を選びたいところ。

EAH-AZ40M2なら、音が良くて上品で、どんな場面、どんなファッションにも合うから、好きなモノを長く使いたい人にぴったり。あなた自身にも、大事な人へのプレゼントにもおすすめしたい。「良いモノ」を探すなら、まずは一度手にしてみて欲しい。

音質も良くて、機能性もばっちり。着けやすくて長く使えるから、プレゼントでも喜ばれること間違いなしだ

(筆者:PHILE WEB編集部 川田菜月)

(提供:パナソニック)

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