「長野県にお住まいのM.S.さん」
生演奏のように柔らかくて心地よい質感。
40年来の愛着あるレコードを存分に堪能できます。
今、お使いのオーディオシステムは?
20年ほど前、気持ちに余裕ができ始めたのをきっかけに、良い音楽を聴きたいと思うようになりシステムを揃えはじめました。当時、発売されたばかりのスーパーオーディオCDは一度に買えず(笑)、3年ぐらいかけて少しずつ整えていきましたね。
オーディオルームのポイントは?
2階にある和室と洋室の2部屋をリフォームしてオーディオルームにしました。とくに重視したのが、オーディオ機器を設置した際の重量と振動対策です。梁を鉄骨などでしっかりと補強し、厚みをもたせた床材を使用。1トンの重さまで耐えられます。
普段、どのように音楽を聴きますか?
ご近所と距離があるため、あまり音を気にせず休日にゆったりと音楽を聴くことが多いですね。大型スピーカーから流れ出るサウンドが全身を包み込んでくれるような、あの感覚が好きです。せわしない日々をしばし忘れさせてくれるひと時ですね。
購入のきっかけや決め手は?
Technicsというネーミングが以前から好きで、ブランド復活するという話を聞いて、楽しみに発売を待っていました。ところが、SL-1200GAEはタイミングを逃して購入できなかったんです。ですので、SL-1000Rはまさに、待望という感じでしたね。
購入までに試聴はされましたか?
一昨年、昨年と東京インターナショナルオーディオショウに出向いた際にTechnicsのターンテーブルを試聴し、SL-1000R発売後もイベントで試聴しました。昔とはまったく違う、磨かれたような音。CDにはない、耳にしっくりと馴染む自然な音に魅了されました。
アナログレコードで楽しんでいる音楽のジャンルは?
最初はクラシックから入りました。次にジャズへ移行し、今は60、70年代の歌謡曲を聴いています。当時は気づかなかったのですが、今は音質が良いので、歌手の歌唱力やオーケストラの技術の良し悪しも、すぐに分かってしまうんですね。
試聴してみての第一声
高校時代に聞いた時は、もっと強烈でとんがったような印象でしたが、SL-1000Rだと、音の質感が機械的ではなく生演奏のように瑞々しくて、柔らかみのある音に聴こえました。だからでしょうか。とても聴き心地がよかったですね。
今後の楽しみ方は?
40年以上前、高校時代に購入したレコードをたくさん持っているので、これを綺麗にして、再び、聴くのを楽しみにしています。実は、今回のSL-1000Rの設置に合わせて、ザ・ピーナッツの新譜LPレコードを購入したんですよ(笑)。
M.S.さんのオーディオシステム
● ターンテーブルシステム:Technics SL-1000R ● CD/SACDプレイヤー:TAD D600 ● フォノイコライザー:Phasemation EA-1000 ● プリアンプ:TAD C600 ● パワーアンプ:TAD M600 ●スピーカーシステム:TAD Reference One ● アイソレーションレギュレーター:CSE FP-500