「茨城県にお住まいのT.T.さん」
30年以上待ち続けた復活—
この出会いに“運命”を感じています。
今、お使いのオーディオシステムは?
ターンテーブルはSL-1200GAEを使用していました。どうしても欲しくてキャンセル待ちして手に入れたものです。大型スピーカーにそれぞれパワーアンプを設置し、CDの再生にはCDトランスポートとマスタークロックジェネレーターを組み合わせています。
普段、どのように音楽を聴いていますか?
オーディオ機器を設置しているリビングは4階にあり、隣接する建物がないため音量を気にせず楽しんでいます。普段はBGMとして気軽に音楽を聴いていますが、休日はベストポジションでじっくりと、心ゆくまでサウンドを味わっています。
購入のきっかけは?
テクニクス SP-10は中学時代からの憧れでした。とても欲しかったんですが、中学生には手が出ませんでした(笑)でも、いつかまた会えると信じて待っていました。あれから35年。この齢になって復活してくれたことに、運命を感じますね。
いつも楽しんでいる音楽のジャンルは?
ジャズが中心ですね。実は今回、購入させていただいたショップとは30年以上のお付き合い。中学時代から通っているショップで、当時、時間を見つけてはしょっちゅう、遊びに行っていましたね。店員さんにもすごく可愛がってもらって、その時、教えてもらったのがジャズだったんです。そこから、ジャズに夢中になっていきましたね。
ちなみに今回、最初に試聴した曲もジャズバイオリニスト・寺井尚子さんの「リベルタンゴ」(アストル・ピアソラ作曲)です。
自宅に設置し、試聴してみての第一印象は?
これまでと明らかに違うと感じたのが、「静粛感」ですね。その静けさの中だからこそ、鮮やかな音の質感がより際立って聞こえると思うんです。さすが、リファレンスクラスのサウンドだと感心しました。
外観、デザインの印象は?
素材の質感が十分にいかされた、端正で美しいフォルムですね。しかも、SP-10の意匠が踏襲されてながら、新しい表情を見せているという点がとても素晴らしい。私のようなSP-10のファンにとっては嬉しい限りです。
今後の楽しみ方は?
マルチ・トーンアームには長年、あこがれていました。ですので、これから複数のトーンアームを取り付けて、さまざまな音楽を聞き比べてみたい。そうして自分が理想とする音をじっくりと見つけていくのも、楽しみの一つです。
T.T.さんのオーディオシステム
● ターンテーブルシステム:Technics SL-1000R ● CDトランスポート:ESOTERIC P-0s ● マスタークロック・ジェネレーター:ESOTERIC G-0Rb ● パワーアンプ:McIntosh MC1201 ●プリアンプ:McIntosh C100 ● スピーカー:JBL Project EVEREST DD67000