「茨城県にお住まいのT.Y.さん」
レコードとは20年ぶりの再会。
音を忠実に再現していることに驚きました。
今、お使いのオーディオシステムは?
自宅敷地の離れにオーディオルームを新設したのを機に、ターンテーブルやパワーアンプなどを購入しました。オーディオルームでホームシアターも楽しみたいと思い、大型スクリーンに投影する4K対応のプロジェクターも設置しました。
普段、どのように音楽を聴いていますか?
音楽を聴くのは、ストレス解消が一番の目的。ですから、普段は一人でゆったりと寛ぎながら、音の世界に身をゆだねます。今回、新設したオーディオルームにも椅子は一つだけ。そこは、最高の音を聴くための私だけの特等席です。
購入のきっかけは?
元々、音楽が好きで学生時代はテクニクス SP-10に憧れましたが、その後は仕事が忙しくて購入のタイミングを逸してしまっていました。あれから数十年、家庭も仕事も落ち着き、学生時代からの思いを叶えるのは“今だ”と購入に至りました。
購入までに試聴はされましたか?
テクニクスの製品なら性能や使い勝手は信頼できると思っていましたので、実は試聴もせず、しかも値段を確認することもしないで購入しました。ほぼ、衝動買いですね(笑)これでようやく積年の願いが叶いました。
いつも楽しんでいる音楽のジャンルは?
クラシック音楽が中心です。学生時代、先輩によく名曲喫茶に連れて行ってもらって、クラシック音楽の世界に浸っていましたね。今でも時々、オーケストラの生演奏が聴きたくて、東京のサントリーホールへ出かけたりします。
自宅に設置し、試聴してみての第一印象は?
CDが普及してからはずっとCDを聴いていたため、レコードとは20年ぶりの再会なんです。針がレコードをなぞったり、こすったりしている感覚、あるいはモーターが回っている感覚もなく、音を忠実に再現していることに驚きました。
外観、デザインの印象は?
ターンテーブル部が立体的な形状になっているので、フラットなプレーヤーより、存在感や安定感がありますね。オーディオルームにしっくり馴染むシンプルなデザインも気に入っています。
今後の楽しみ方は?
オーディオシステムとしては、ウーファースピーカーを追加してより幅広い音域の音楽を聴いてみたいですね。また、オーディオルームは私だけが楽しむのではなく音楽会を開くなどして皆さんに開放し、地域貢献に役立てたいと思っています。
オーディオルームへのこだわりは?
オーディオルームは、室内音響の権威である元テクニクス エンジニアの石井伸一郎氏が提唱する「石井式リスニングルーム」の考え方に基づいて建築しました。床下のコンクリートを9分割して振動対策を施すなど、音と一体化する理想的なオーディオ環境を整えました。
オーディオルームでほかに
工夫された点は?
オーディオ機器の電源には、気を使いましたね。照明やエアコンといった家庭用機器の電源とは分離させ、専用のトランスから供給することで近隣からの影響を受けにくく、電気のロスも少なくなりオーディオの音質がかなり向上しました。
T.Y.さんのオーディオシステム
● ターンテーブルシステム:Technics SL-1000R ● SACD/CDプレーヤー:ESOTERIC Grandioso K1 ● フォノイコライザー:SOULNOTE E-2 ● パワーアンプ:Accuphase A-70 ● パワーアンプ:Accuphase A-250 ● コントロールAVプリアンプ:TRINNOV AUDIO ALTITUDE 16 ● センタースピーカー:Bowers & Wilkins HTM1 D3 ● 左右スピーカー:Bowers & Wilkins 800 D3