コラボオンラインライブ開催記念特集「STUTS×Technics」

Hi-Fiオーディオブランド・Technicsが主催するオンラインライブ「Technics presents “Connect” Online Live」。「アーティストの音楽とファンを繋げる」をコンセプトに掲げる同イベントのフィナーレを飾る第3回にはSTUTSが登場し、約50分のステージの中で全10曲をパフォーマンスした。

ライブの開催を記念して、STUTSにインタビューを実施。Technicsの完全ワイヤレスイヤフォン「EAH-AZ60」を試してもらいながら、その機能性や魅力を語ってもらった。

取材・文 / 三宅正一 撮影 / 草場雄介

どんな耳の形にもフィットするTechnicsのイヤフォン

─STUTSさんはプライベートではどんな環境で音楽を聴いていますか?

やっぱり音楽はワイヤレスイヤフォンで聴くことが多くて。特に移動中はワイヤレスイヤフォンが便利だし、自宅のスタジオでミックスの確認をするときも使っています。

─ミックスの確認作業において、リスナーがどういう環境で楽曲を聴くかを想像する意味でもワイヤレスイヤフォンを使っているんですか?

まさにそうですね。そういう意味でもイヤフォンを選ぶ際は「いかにフラットに音を鳴らしてくれるか」を重要視してます。個人的に味付けの強いイヤフォンやヘッドフォンがあまり得意ではないんですよね。そのほかの好みで言うと、低音もしっかり出て中低域のアタック感もクリアなイヤフォンが好きです。その点からも「EAH-AZ60」はかなり好きな音でした。フラットなバランスでありつつ、クラブミュージックを楽しく聴けるイヤフォンだなと。低音の出方にもしっかり迫力がありますし。

─ちなみにTechnicsというブランドにはどういったイメージを持っていますか?

やっぱりターンテーブルのイメージが強いですね。

─最初に買ったターンテーブルもTechnicsでしたか?

と、言いたいところですが(笑)、最初に買ったのは1万円くらいのほかのメーカーのターンテーブルでした。その後、高校2年のときに夢のTechnicsをようやく手にすることができたんです。Technicsのイヤフォンを使うのは今回が初めてだったんですけど、音のバランスがさすがだなと思いました。

─装着感やデザインに関してはいかがでしょう?

ケースがかわいくて、イヤフォンをケースに入れたときのマグネットの感触もテンションが上がる気持ちよさがありました。フィット感に関しては「付けてたっけ?」と思うくらい自然な感じがあって、僕が普段使っているものよりフィットしました。イヤーピースが7種類あるのもぜいたくでいいですよね。どんな耳の形にもフィットすると思います。

さまざまなシーンに対応する機能性

─「EAH-AZ60」はワイヤレスイヤフォンでありながらハイレゾ相当の音質も楽しめます。試してみていかがでしたか?

率直に音の分離感がすごくいいなと思いました。この位置にこの音があるということがはっきりわかるイヤフォンだなと。ハイレゾ音質だとそれをより感じられると思います。

─ノイズキャンセル機能も業界最高クラスの性能なんですよノイズキャンセル機能も業界最高クラスの性能なんですよ(※国内のノイズキャンセリング機能搭載完全ワイヤレスイヤホンにおいて。JEITA[一般社団法人 電子情報技術産業協会]基準に則る。2021年8月14日時点、パナソニック調べ)。

それもすごいですよね。試しに使ってみたら、室内のエアコンの音もサーッと消えて。ノイズキャンセル機能は飛行機や電車に乗るときによく使いますが、アンビエント機能を選ぶと外の音も自然に取り込めるので買い物をするときなども便利ですよね。ワイヤレスイヤフォンをしながら買い物をしているときは会計の際にどうしても外してしまうことが多いので。ノイズがないまま声だけが明瞭に聞こえるアテンションモードもいいなと思いました。「どういう仕組みでできてるんだろう?」と思ったし、すごく面白いなって。

─複数の端末を使いながらリスニングするときに、音楽が再生されたほうに自動的に切り替えてくれるマルチペアリング機能もかなり便利だと思います。

僕もスタジオで作業しているとスマホで音楽を聴きながらパソコンのメールに貼られたリンクを開いてYouTubeに飛ぶ、みたいなことがあるのでありがたい機能ですね。

─「EAH-AZ60」には、通話中に自分の声だけをクリアに届けることができる機能「JustMyVoice」も搭載されています。

なるほど。幹線道路沿いを通話しながら歩いているときに、かなりノイズが気になることがあって。車の音なども全部消して相手に自分の声を届けてくれるのはいいと思います。

アーティストのこだわりを再現する音響

─STUTSさんが読者に「EAH-AZ60」の魅力をアピールするとしたら、どんな音楽を聴くことをオススメしたいですか?

低音が効いてるヒップホップやハウスなどのクラブミュージックもいいですし、ハイレゾ音質を聴くときはウッドベースがフィーチャーされているジャズなどをチョイスしてもすごく楽しいと思います。

─ご自身の楽曲だとどうでしょう?

さっきのウッドベースというところであれば「Orbit - STUTS Band Session, Jan 14, 2021」もいいですし、ハウスっぽいトラックというところでは「Expressions」もいいと思いますね。

─それこそ大所帯でスタジオ録音したMirage Collectiveの「Mirage OP.3-Collective ver.」もかなりハマるんじゃないかと。

ああ、いいですね。ピッタリだと思いますし、ぜひ聴いてほしいです。あの曲も自分でミックスしてかなりがんばったので(笑)。もっと言うと、「Mirage OP.3-Collective ver.」はYouTubeにアップされているスタジオライブ動画と、ストリーミングの音源のミックスはかなり違うんです。ストリーミングのほうはハマくんのベースの低域音がコンテンポラリーな音像になるようにエフェクトで低域を足していて。逆にライブ動画のほうは演奏者の立ち位置に合わせたミックスをしています。そういう細かい部分までかなりこだわったので、ぜひ楽しんでほしいですね。

─改めて「EAH-AZ60」をどんな人に使用してもらいたいですか?

いろんな人にオススメできるイヤフォンだと思います。音質もそうですが、アテンションモードや「JustMyVoice」みたいな便利な機能も付いているので、日常的にハンズフリーで会話する人にもぴったりかなと。装着感も本当にいいので、オンラインミーティングにも適していると思います。

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PROFILE / STUTS(スタッツ)
1989年生まれのトラックメーカー / MPCプレイヤー。自身の作品制作やライブ活動と並行して、数多くのアーティストのプロデュースやコラボレーション、テレビ・CMへの楽曲提供など活躍の場を広げている。2016年4月にPUNPEE、KID FRESINO、KMCらを迎えた1stアルバム「Pushin'」をリリースし、2018年9月には鎮座DOPENESS、Daichi Yamamotoら多数のアーティストとコラボした2ndアルバム「Eutopia」を発表した。2020年9月にミニアルバム「Contrast」を発表し、バンドセットでの単独公演を成功させた。2021年6月にドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」の主題歌を収めたアルバム「Presence」をSTUTS & 松たか子 with 3exes名義でリリース。2022年10月にはブルー、tofubeats、Awich、C.O.S.A.、Yo-Sea、ジュリア・ウー、5lack、Daichi Yamamoto、Campanella、ゆるふわギャングなど豪華ゲスト迎えた3rdアルバム「Orbit」を発表した。また現在放送中のドラマ「エルピスー希望、あるいは災いー」では、自身が音楽プロデュースする音楽集団・Mirage Collectiveとして主題歌を担当している。
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