コラボオンラインライブ開催記念特集「オーイシマサヨシ×Technics」

オーイシマサヨシとオーディオブランドTechnicsによるコラボオンラインライブ「Technics presents “Connect” Online Live」が開催された。このライブの開催を記念して、オーイシにはTechnicsの完全ワイヤレスイヤフォン「EAH-AZ60」を試聴してもらいながら、音楽のみならずアニメ鑑賞やゲームプレイなどさまざまな用途で使用した感想を聞いた。オーイシは「いい音で音楽を聴くことは、満天の星空を見上げることに似ている」と音へのこだわりを語り、いいイヤフォンで配信ライブを楽しむ醍醐味を教えてくれた。

取材・文 / ナカニシキュウ 撮影 / 星野耕作

宇宙空間にい続けることができる

ー オーイシさんは普段、どんな環境で音楽を聴いていますか?

3パターンありまして……作業スタジオのモニタースピーカーで聴く環境、スマホで聴くイヤフォン環境、車に乗るときのカーステレオ。そのうち、純粋に音を楽しむ目的だとやはりイヤフォンになるかなと思います。スタジオでは仕事として聴く感じになりますし、車なんて走行音とかもすごいですから。車では音楽を楽しむというよりは気分を乗せるためのBGMとしてイージーリスニング的に聴いている感じなので。

ー 例えばリスニング機器を選ぶ際は、どんなポイントにこだわります?

やはり解像度の高さやLRの広さ、そういう部分はいち音楽家として気になるポイントですね。あとは……イヤフォンの利用用途って、特にスマホにおいては音楽だけじゃないと思うんですよ。YouTubeを観たり、映画やアニメを観るときにも使いますよね。そのとき、いかにそこに集中できるかがめちゃくちゃ大事になってくる。その没入感はけっこう重視しますね。

ー 具体的には、どういうものだと没入感が得られやすいですか?

やはり、ノイズキャンセリング機能がかなり重要になってくると思います。外界の音を遮断してくれることによって、より作品の音に集中できますから……とはいえ、僕はずっとノイキャンという技術にけっこう猜疑心を持ち続けてきたんですけど(笑)。

ー 「ノイキャンは音質を損なう」とずっと言われてきましたからね。

そうですね。位相がズレちゃったりもするし。実際に音を聴いた感覚としても「音が潰れちゃうな」「音場の環境が逆に悪くなるな」というのがあって……。でもそれはノイキャン機器が出始めた頃の印象なのでもう20年くらい前の話で、そのイメージがずっと残っていたんです。それが最近のものは性能がハンパなさすぎて、めちゃくちゃうまく対応してくれるようになっていて。

ー 原音をあまり損なわないレベルになってきている?

厳密には損なわれているんでしょうけど……特に僕は新幹線移動が多いのもあって、音質が多少落ちるとしても、轟音によって損なわれるもののほうがずっと大きいというか(笑)。外の雑音をうまく軽減しながら中の音も担保するような、そのバランスをうまく取ってくれるイヤフォンは非常に魅力的だと思いますね。

ー なるほど。

あと、僕は室内でもノイキャンを使うんですよ。これはぜひ皆さんにもオススメしたいんですが、例えばアニメを観ているときに外からクルマのクラクションとかが聞こえてきたら、急に現実に引き戻されてしまいますよね。せっかく宇宙空間にいる気分だったのに(笑)。その点、ノイキャンによって外界の音から遮断されていれば、そのまま宇宙空間にい続けることができる。そんなふうに、作品に集中するためにはある程度の無音状態が担保されている必要があるんです。映画館とかって、そうじゃないですか。

ー だからと言って、なかなか自宅を防音にはできないですしね。

自宅を本気で防音しようと思ったら、少なくとも400万円くらいはかかりますから。それを考えたら、ノイキャンは安上がりですよ(笑)。

いい音で鑑賞するとアニメはまったく違ったものに見えてくる

ー このAZ60は、どういう人にオススメできる製品だと思いますか?

これはすごくマルチだなと思いました。さっきも言いましたけど、音楽だけにとどまらない、とどめたくないなと。昨日もこれを使ってゲーム配信をけっこう長時間観ていたんですけど、もうゲームの中の世界にいるような、自分がキャラクターになったような感覚でした。右の方角から銃声が聞こえたり、左の方角から足音が聞こえたり……ほかのイヤフォンでそんなふうに感じたことなかったんで。具体的に何が違うかというのは、ちょっとまだ言語化できていないんですけど。

ー まさにオーイシさんの重視する没入感が得られたわけですね。

はい。あと、ガンダムの最新シリーズで「機動戦士ガンダム 水星の魔女」というアニメがありまして。大間々昂さんの劇伴も含めて音響の素晴らしい作品なので、せっかくだからと思ってこれもAZ60を使って観てみたんですけども……正直ヤバかったですね。もはや自分がコックピットの中にいました。「最新ガンダムのコックピットに入れるんだ?」という感動がありましたね。やっぱりこのAZ60の没入感はすごいんだなと。

ー かなりいろんなコンテンツで試していただいたんですね。

このイヤフォンが1個あるだけで、普段観ているアニメが違ったアニメに見えるんです。スマホの小さな画面で観ていても、画面が大きく思えるんですよ。それって、耳がすごくリッチな体験をしているからだと思うんです。音響をよくすることで、視覚情報までもがリッチなものに脳内変換されたのかなと。

いい音で音楽を聴くことは、満天の星空を見上げることに似ている

ー 11月8日には無料生配信ライブ「Technics presents "Connect" Online Live」が行われました。配信ライブと通常の客入れライブでは、音の作り方も違ったりするんですか?

根本的に違いますね。まずエンジニアさんの種類が違います。配信ライブの場合はレコーディングエンジニアと呼ばれる、CD音源などの録音が専門のエンジニアさんに入ってもらうんですが、客入れライブの場合はPAと呼ばれる、大きな会場で大きな音を出すことに長けたエンジニアさんが入るんですよ。ライブ音響のほうがいい意味で大味なんですよね。お客さんに聴いてもらう音を出すだけじゃなく、ステージに立つ僕らも音を聴く必要があるので、ハウリングとの飽くなき戦いがあったりもします。その一方で配信ライブの場合は、演者がモニターする音とお客さんに届ける音を完全に分けて扱えるので、より繊細な音作りができると言いますか。

ー そうなると、それこそAZ60を使ってバンドの息遣いまで感じてもらいたいですね。

本当にそうですね。生ピアノのタッチとか、ペダル音すらも聞こえてくると思うので、そのあたりの細かい音もぜひイヤフォンで拾っていただけたらと思います。配信ライブを再生する際にはスマホやタブレットを使う方がほとんどだと思うんですけど、モバイルデバイスに備え付けのスピーカーだとやっぱり低音域がほとんど出ないんで、ベースの音がかなり聞こえづらいんですよ。高音域もけっこうバッサリとカットされちゃうんで、生楽器のツヤ感などもだいぶ損なわれてしまう。ぜひこれを機に、いい音でいい音楽を聴く、しかもライブで聴くという体験を味わっていただけたらうれしいです。

ー そういう細かい音が生々しく聞こえることが、オーイシさんが再三おっしゃっている“没入感”につながるわけですよね。

まさにそうで、「この音が聞こえた」「あの音が聞こえた」という喜びって、言ってみれば夜空にたくさんの星が見える喜びにも似ていると思うんです。都会の夜空を見上げても星なんて何個かしか見当たらないけど、都会を離れるとめちゃくちゃたくさんの星が大パノラマで見える、その感動ってあるじゃないですか。いい音で音楽を聴くということは、満天の星空を見上げることに似た体験のような気がするんですよね。

ー 本当はそこにあるのに、環境が悪いと見えなかったりするという。すごくいい例えですね。

一応、作詞をしているもので(笑)。

ー スピーカー環境でそれを味わおうと思ったらシステムを組むのもなかなか大変ですけど、イヤフォンだったらこれだけで済みますし。

そうなんです。例えば僕のスタジオのモニタースピーカーは60万円くらいするんですけど、それに引けを取らないレベルと言えるくらいの音環境が、AZ60なら数万円程度で用意できてしまう。そう考えたらお得ですよね(笑)。

Technics presents "Connect" online Liveでのパフォーマンスを一部公開

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PROFILE / 大石昌良 オーイシマサヨシ
愛媛県宇和島市出身のシンガーソングライター。1999年に結成した3ピースバンド・Sound Scheduleでボーカル&ギターを担当する。2008年にシングル「ほのかてらす」で、大石昌良としてソロデビュー。2014年よりアニソンシンガー・オーイシマサヨシ名義での活動をスタートさせ、多数の人気アニメの主題歌を担当し、楽曲提供も行っている。また2015年にサウンドプロデューサー・Tom-H@ckとのデジタルロックユニット・OxTを結成し、OxTとしてテレビアニメ「オーバーロード」「SSSS.GRIDMAN」などの主題歌を担当。2017年には作詞作編曲を担当したテレビアニメ「けものフレンズ」の主題歌「ようこそジャパリパークへ」が大ヒットを記録した。2022年6月には田村ゆかりをフィーチャリングゲストとして招いたシングル「恋はエクスプロージョン」をリリースした。
AZ60

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