制作 CORNELIUS
コーネリアスの考える 『オーディオチェックトラック』
20世紀に制作された「オーディオチェック」を、より立体的に空間にある「音」の広がりを意識して音楽的に制作しました。
小山田圭吾のソロユニット。'93年、CORNELIUS(コーネリアス)として活動開始。2017年6月、約11年ぶりのニューアルバム「Mellow Waves」をリリース。自身の活動以外にも、国内外多数のアーティストとのコラボレーションやREMIX。プロデュースなど幅広く活動中。
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制作の経緯
それは『Like a Rolling Stone』から 始まった。
ダイレクトドライブターンテーブルの再定義の検証の際、オーディオ評論家の和田博巳氏の提案でCORNELIUSの「Like a Rolling Stone」(2006年発表)を指針として使用したという経緯があります。商品ラインナップが増えるにつれ、テクニクスオリジナルの「オーディオチェッカー」が必要だ作ろうという意見がでました。このたび、「オーディオチェックトラック」を企画制作するにあたり音響ファンだけでなく音楽ファンにも楽しんでいただけるものを制作したいと考え、「Like a Rolling Stone」を制作したCORNELIUSへの依頼となるのです。
「Like a Rolling Stone/ CORNELIUS」
(P) 2006 Warner Music Japan Inc., A Warner Music Group Company.
収 録 内 容
a1 Audio Check -Japanese b1 Audio Check -English b2 Like a Rolling Stone
東洋化成の「オーディオチェック」の音源をモチーフにCORNELIUSならではの「こだわった音」を組み合わせ、音響環境のチェックだけではなく、楽曲としても楽しめる内容で制作しています。日本語版と英語版の2バージョンをご用意しており、日本語版は東洋化成の「オーディオチェック」をサンプリング。英語版はMETAFIVEのメンバーでもあるLEO今井がナレーションを担当。国内外の皆さまに楽しんでいただける内容となっております。
※収録内容ならびに収録順は変更になる場合がございます。
日本・スウェーデン出身。イギリスでの生活を経て日本へ移住。オルタナティヴを基盤にした無国籍な都市の日常を切り取るニュー・ウェーブ・シンガーソングライター。その文学的、実験的な作風は、各都市で生活してきたVISITORとしての視点に溢れている。また、向井秀徳(ZAZEN BOYS)とのユニット「KIMONOS」、高橋幸宏、小山田圭吾、砂原良徳、TOWA TEI、ゴンドウトモヒコらとの「METAFIVE」のメンバーとしても活動中。他に作曲/作詞家・翻訳作詞家(日本語/英語/スウェーデン語)としても活動している。
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世界一素敵で楽しいオーディオチェックオーディオ評論家 和田博巳
この「オーディオチェックトラック」は、実用性の高さと共に音楽的な楽しさに満ち溢れている。「オーディオチェックトラック」全体がCORNELIUSの音楽としてグルーヴしているので、その音楽を楽しみながらレコードプレーヤーの調整ができてしまうのである。間違いなく世界一素敵で楽しいオーディオチェック。
和田 博巳
1948年生まれ。新宿のジャズ喫茶「DIG」に勤務後、高円寺にジャズ喫茶「ムーヴィン」をオープン。1972年、ロックバンド「はちみつぱい」にベーシストとして参加。1986年から、フリーのレコーディングディレクター・音楽プロデューサーとして、あがた森魚、オリジナル・ラブ、ピチカート・ファイヴなどのアルバム制作に携わる。現在はオーディオ評論家として、オーディオ専門誌をはじめとする各種メディアで評論・執筆活動を行う。
規則性の中に不規則のものが存在する様子をモアレで表現グラフィックデザイン 北山 雅和
アートワークは北山雅和氏(Help!)が担当。
1967年神戸生まれ。桑沢デザイン研究所卒。コンテムポラリー・プロダクションを経て1998年にHelp!設立。CORNELIUSなどのCDジャケット・デザインを中心に、アート・ディレクション、ロゴ・デザインを手がけるほか、マガジンハウス「ギンザ(GINZA)」のデザインチームに参加。NHK朝の連続テレビ小説「カーネーション」ではタイトルロゴを制作した。2007年10月、初の作品集『LiGHT STUFf』を刊行(第11回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品選定)。