テクニクスについて

Technics

テクニクスは、パナソニック株式会社のHi-Fi オーディオ製品のブランド名です。
パナソニック株式会社についての詳細はこちらをご覧ください。

テクニクスは、パナソニック株式会社の商標です。

ブランドメッセージ

Rediscover Music.

音楽は、国を越えて、世代を越えて、人の心を揺さぶり続けます。
そして時代はいつも、新しい感動を求めています。
まだ経験したことのない音との出会い。
音楽を愛するすべての人に、再び心ふるわせる喜びを。
Rediscover Music. Technics

最高水準の感動を、世界へお届けできる時がきました。

Technicsは、音と人との関係を大切に思い、音楽を愛するすべての人々に音楽の感動を提供し続け、
世界中の音楽文化の発展に貢献したいと考えています。
これが私たちの掲げたフィロソフィーです。
音をめぐる数々の出会いと経験が凝縮された今ここに、Technicsの理想をめざす、という確信が生まれました。
すべてにおいて最高クラスの品格と完成度をめざし、世界中の人々から、憧れを抱いていただける、
幸せを感じていただけるブランドでありたいと願っています。

音楽を愛するすべての人に感動を。

この時代に、新しい音との出会いを提供する。

オーディオを取り巻く環境が、大きく変わりました。メディアが多様化し、視聴するスタイルも広がり、
何より利便性が求められるにいたって、人々がオーディオに求める価値も多様化し、変化しました。
さらに今、大きな流れが湧き起こっています。
インターネットの環境が進化し、音楽の膨大な情報を超高速で送受信できるようになりました。
それは高品質な音源を、どこからでも手軽に手に入れられることでもあります。
それならば、私たちがほぼ半世紀にわたって築き上げた、
今も進化し続ける音に対する思想や技術の蓄積を活かせるのではないか。
豊富な資産をもう一度この時代に投入して、新しい音との出会いを提供できるのではないかと考えたのです。

世界に愛される、生涯聴き続けたいTechnicsへ。

かつて100年の歴史を持つアナログ時代のオーディオは、
演奏者の思いまで伝える、高い完成度をもって成熟しました。
そして今、このデジタルネットワーク時代に、いい音のための技術、いい音のためのデザインを追求し、
いい音を聴いていただくために感性を研ぎ澄ませることによって、音楽再生の限界に挑戦する。
しかし目標はそこではなく、その先にある
心の奥深くまで響きわたる音楽の感動体験を実現することこそが私たちの使命です。
Technicsは、生涯聴き続けたい、ずっと共にありたいと思っていただける
世界最高クラスのオーディオをめざします。

ディレクター
小川 理子

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フィロソフィー

Technicsを支える3つのフィロソフィー

サウンド フィロソフィー

普遍の音の飽くなき探求と進化。

音楽のいきいきとした躍動感や臨場感、息をのむ静寂や緊張感、演奏家が楽器で奏でるエネルギーの結晶のような音、
艶やかで心ふるわせるような人の歌声、私たちは、このような音楽の真髄に迫るために、探求と進化を続けます。

私たちのものづくりには、限界もなく妥協もありません。

Technicsがめざす音を実現するために、厳しい内部規定を定め、限界を超えた挑戦をしていきます。
一人ひとりが徹底的にこだわった開発体制での推進、サウンドコミッティによる厳正な音質評価、
一品一品の厳密な品質評価や、数々の物理特性における性能評価。
さらに、いい音に相応しい素材や持つ喜びが湧き起こるデザイン。
すべてをクリアして初めて、Technicsだけの、心を揺さぶるいきいきとした音が誕生します。
そのために、何ひとつ諦めることはありません。

Technics という音の文化をお届けしたい。

継承してきた音づくりへの文化。

Technicsを再び立ち上げるにあたって、
その綿々と継承してきたDNAがデジタルオーディオ時代の表舞台に帰ってきます。
数々の革新的なデジタル信号処理技術と、その新技術を踏まえた斬新なデザインをお届けしていきます。

いきいきとした音が、音楽空間そのものを再現できる。

新しいTechnicsがめざす音づくり、それは音を個別にとらえるのではありません。
音楽空間そのものの空気感を大切にしたいと考えているのです。
あたかも今そこで生まれたばかりのような、いきいきと躍動感のある音こそが、聴く人を感動に導いてくれる。
音楽の豊富な情報量を、いかに鮮度を保ちながら再生するか。
それがオーディオにとって非常に大事なことだと考えています。
そのために私たちは100項目に及ぶガイドラインを設定し、Technicsならではのものづくりをしようとしています。
もちろん性能の数値目標だけではなく、デザインの方向性や素材選び、
お客様とのコミュニケーションまで、すべてにTechnicsとしてのポリシーを貫いていく。
それはTechnicsとしての「文化」を発信していくことだと思います。
それによって、音楽を楽しむ人に本当に良いものを提供していけるのだと信じています。

プロジェクトリーダー
三浦 浩一

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テクノロジー フィロソフィー

究極と革新の追求。

わたしたちは常に音楽再生の限界に挑戦し続け、究極の技術、革新の技術を追求していきます。

TechnicsのDNAを継承し、さらなる進化に挑み続けます。

Technicsは1965年の誕生から、世界初の技術に果敢に挑戦し、次々と商品を世の中に送り出してきました。
新しいTechnicsはこのDNAを継承しながら単なる音づくりだけではなく、
アーティストが目の前に浮かび上がるような空間表現を、 新たな開発技術とともに実現します。

デジタルオーディオの進化を切り拓く。

Technicsの技術は立ち止まらない。

かつて、パナソニック(当時の松下電器)では多くの研究リソースをTechnicsに注ぎ込み、
そこから、プレーヤーではダイレクトドライブ、スピーカーではリニアフェイズ、アンプでは擬似A級といった
非常にユニークな技術や製品が次々と生まれ、お客様に評価されながら新しい時代を築いてきました。
それらのDNAはTechnicsが休止された後もDVD、そしてブルーレイなどへと受け継がれ育てられています。
そういう意味でTechnicsの思想はずっと生き続け、立ち止まらず進化を続けてきました。
Technics復活に際して、それを支えるだけの新しい技術の思想は十分整っていると確信します。

すべての技術は感動的な音楽体験のために。

技術は、あくまでも感動を得る音楽体験のための手段です。
新しいTechnicsがめざす音のために、技術はなにができるかを追求します。
従来のデジタルアンプでは取りきれなかった、揺らぎや歪みを解決する技術を投入。
かつてない高精度の信号をスピーカーに送ろうとしています。
またスピーカーでは、目の前にアーティストの姿が浮かぶようなしっかりとした定位性をめざしています。
音のフォーカスを絞るにはできるだけ小さな音源が理想ですが、
Technicsの同軸スピーカーは思想的にも合致しています。
またスピーカーの特性に合わせて信号を最適化する機能など、いくつかの新しい試みも行ってまいります。
今、デジタルオーディオはハイレゾ化が進んでいます。
それによって情報量が増え、繊細で柔らかく、無限の可能性を秘めた音に近づいていくと考えられます。
Technicsはそれを追求し続けていきます。

チーフエンジニア
井谷 哲也

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デザイン フィロソフィー

音響技術に忠実であると共に、上質な感動空間を創造。

Technicsが築き上げてきたアイデンティティーを尊重しながら、音楽を愛する人の住空間を上質に演出し、
長年にわたって愛されるデザインを創造します。

素材から操作感まで、時代を越える普遍的価値をデザインします。

新しい時代のTechnicsは、優れた音響技術に相応しい構成で、虚飾のない誠実なデザインを追求します。
さらに高品位な素材へのこだわりや細部までの丁寧なつくり込み、品格のある色や表面処理から操作感までこだわり、
上質な趣味空間を創出し、長く使っていただけるデザインをめざします。

音に忠実であれ、感動に柔軟であれ。

音楽のために、内から求められるデザインを。

新しいTechnicsのデザインポリシーとして考えていることがふたつあります。
ひとつは、音楽を愛する人々の心に響く、感動を与えるデザインであること。
インテリアとの調和をめざすだけではなく、そこにあるだけで部屋の品位が上がる、
上質な空間演出を可能にするものを考えています。
もうひとつは、音響技術に忠実であるということです。
表層的ではない、技術が要求するパフォーマンスを正確に表現できるデザイン。
そのためにはエンジニアと頻繁にコミュニケーションをとり、試行錯誤を繰り返し少しずつ磨き上げていきます。

伝統と先進の融合から、新しいTechnicsが生まれる。

Technicsにはいい音に対する情熱が、設計にもデザインにも企画にもあふれています。
その情熱に対して素直に応えていきたい。
そこでいきいきとした音にふさわしいボディ構成、虚飾のない誠実なデザインにこだわりました。
上質な趣味空間を創造するには、品格のある色とフォルムが必要です。
また、上質な操作感にもこだわりました。
スイッチの感触、音楽を聴いている時に心地よく振れる針メーターのような、
情感に訴えかけてくるようなアナログ的な感覚を取り込んでいます。
Technicsには素晴らしいヘリテージがたくさんあります。
それを新しいデザインに置き換えていくという作業の中で、伝統的な要素と先進的な要素をうまく融合させて、
時代を越えた新しいTechnicsのデザインを仕上げていこうとしています。
人が音楽を聴くというエモーショナルな行為の中で、Technicsはどのような存在であるべきか。
見るだけでそれが感じ取れるようなデザインをお届けします。

チーフデザイナー
矢木 良一

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テクニクスの足跡

1965

Technics 1

Technicsブランドの記念すべき第1号は、密閉型2ウェイユニットスピーカーシステム。コンパクトながら標準的なフロアスピーカーシステムに匹敵する低音が得られた。

1966

Technics 10A

Technicsシリーズ初のステレオコントロールアンプ。増幅部を2段NF回路で構成し、低歪化と大きなダイナミックレンジを実現した。

1966

Technics 20A

Technicsブランド初のパワーアンプ。出力段に5極管50HB26を20本使用。
当時としては別格のOTL回路採用ハイパワーアンプ。

1968

Technics 30A

Technics10Aの改良型。独自のSEPP方式により、これまでにない低歪化とSN比の向上を達成。音質中点でのフラット化、RIAA回路に独自設計。

1969

Technics 50A

Technicsの管球式アンプ開発技術を集大成したTRプリメインアンプ。
新採用のOCL方式は、後に各社TRアンプの主流となった。

1970

SP-10

オーディオの新時代を築いた世界初のダイレクトドライブ方式ターンテーブル。従来のベルトドライブ方式に起因する振動や回転ムラを払拭し、民生機で放送局納入。他機器に多大な影響を与えた。

1972

SL-1200

安定した回転に定評があったダイレクトドライブプレーヤー・シリーズの原器。40年近く生産され続け、DJ文化を創生した。

1972

SU-10000

最高峰コントロールアンプ。イコライザー段に3段作動増幅を初めて開発するなど、わが国の高級セパレートアンプの先駆的存在。

1972

SE-10000

世界で初めて大容量定電圧電源を採用したパワーアンプ。
正確なピーク値を直読できるパワーメーターもその後の標準となった。

1973

SB-1000

国内初のドーム型ユニットを採用したブックシェルフ型3ウェイスピーカーシステム。コストパフォーマンスの良さが人気を呼んだ。

1975

Technics 7 (SB-7000)

Technics独自のリニアフェイズ理論の正当性を証明したスピーカーシステム。その後、世界の多くのスピーカーに影響を与えた。

1977

SE-A1

孤高のパワーアンプ。1チャンネル4電源、合計8電源のLR独立構成。
フィードバック回路のコンデンサーまで排除した完全DC、A+級アンプ。
出力は350+350W。

1977

SU-A2

全段A級動作のコントロールアンプ。回路の完全DC化。フォノ入力のSN比95dB(2.5mV)を実現、UFEなども装備し、あらゆるコントロールが可能な高音質・多機能アンプ。

1977

SB-10000

ホーン型ユニットを中高域に採用したリニアフェイズシステム究極のバスレフ型3ウェイスピーカーシステム。その開発には、日本初、世界初の先進のテクノロジーが惜しげもなく投入された。

1979

SL-10

Technicsのプレイヤー技術を凝縮した、LPレコードのジャケットサイズ(31.5cm)のフルオートプレイヤー。デザイン面でも評価され、ニューヨーク近代美術館に収蔵された。

1982

SL-P10

Technics初のCDプレイヤー。専用回路のほとんどすべてを新開発LSI、ICで構成。駆動はDDモーターによるダイレクトドライブを実現した。

1986

SB-RX50

同軸平面構造ユニットを新開発搭載のスピーカーシステム。SPユニットは勿論、セパレートバッフルなどの振動解析システムで優れた音像定位とフラットな周波数特性を獲得した。

1988

SB-AFP1000

フラットパネルスピーカーの最高峰。独自の音響理論によるツイン・キャビ方式を採用。高忠実再生が評価され、ウイーン国立歌劇場に納入された。

1989

SST-1

ツインロードホーン型のスピーカーシステム。さらに高能率で低歪な再生能力を実現した。独自のホーン型デザインも評価され、ニューヨーク近代美術館に永久収蔵された。

1989

SL-Z1000

Technics初のセパレート型CDプレーヤーユニット。
CDの高忠実度再生を追求するため、徹底した制振構造を採用した。

1989

SH-X1000

3チップ構成のMASH・1ビットDACを搭載したデジタルプロセッサ。低いレベルの信号や、大きな信号に重畳された微小信号を歪みなく再現した。

1995

SB-M10000

独自のサイレンステクノロジーから生まれたケルトン方式フロア型スピーカーシステム。エンクロージャーの振動を大幅に抑えながら、重低音再生で高忠実度音場再現を実現した。

1992 - 2000

SE-A7000

新開発MOSクラスAA回路のパワーアンプ。電圧制御アンプの増幅素子にMOS FETを採用。高周波特性に優れ、忠実な信号制御に力を発揮した。

1992 - 2000

SU-C7000

バッテリー駆動電源採用のコントロールアンプ。AC電源と信号回路を完全に切り離すことで漏洩磁束による影響を排除、徹底した物理特性の純化で音質向上をはかった。

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