中澤 敬(〈春の雨〉オーナー)

Profile

2022年11月に〈春の雨〉を開店。エレクトロニック、ジャズ、ネオクラシカル、フィールドレコーディングなど様々なジャンルに広がるアンビエント音楽を専門に、国内外のレコードを数百枚取り扱う。

Playlist
  • Joan Bibiloni
    Nits De La Sultana / 10(V.A.)
    爽やかでしなやかなアコースティックギターと過不足なく品のいい残響音を全身で浴びれば、美しい昼下がりが訪れます。
  • Jeremiah Chiu & Marta Sofia Honer
    On the Other Sea / Recordings from the Aland Islands
    穏やかに移ろう店内を包む日の光。この曲が捉える自然の美しさも、豊かな日の移ろいのようです。
  • Fabiano do Nascimento
    Abertura / Munda Solo
    ルーツミュージックを下地にした、奥ゆかしさと華やかさ。日が傾いた都会のラウンジに、ささやかに華を添えます。
  • Matthewdavid
    Liquidity / Mycelium Music
    絹のようなきめ細かさ、きらびやかで多層的な広がり。細部までありありと表現するオーディオの精妙さを、この曲で堪能したいです。
  • Sean La'Brooy
    Snow Storm / Merchant
    気品高いチルアウトサウンド。ダンスビートを媒介に多様な人の交わりを。雑多な熱狂とは違う美しい時間に気持ちが華やぎます。
  • Move D & Benjamin Brunn
    On the Magic Bus / Let's Call It A Day
    逆らうことのできない深いグルーヴ。深海のような低音のうねりを完璧に表現する環境で楽しみたいです。
  • Kaoru Inoue
    Mizukumi / Dedicated to the Island
    空間を構成する直線美。逆説的に際立つパンの香りや植栽の佇まい。店から湧き出るオーガニックなイメージにはこの曲を。
  • Purelink
    In Circuits / Signs
    お店のカトラリーやカップは、凡庸でなく色彩にノイズがない。ミニマルで緻密かつ、潔癖さや緊張感がないこの曲がぴったりです。
  • Rod Modell
    Side A / Ghost Lights
    積み重ねた歴史によるリスニング体験の高み、意匠から滲(にじ)み出る洗練。幾度も仔細に点検しても完璧に美しいこの曲のようです。
  • 坂本龍一 & Alva Noto
    Aurora / Insen
    差し込む日の光とオーディオの陰影はシンボリックに映りました。2人の親密な掛け合いも、この日の光と影のように美しい。

Nenashi(シンガー/ラッパー/プロデューサー)

Profile

歌、ラップ、ビートボックスまでを自由に使いこなすソウルシンガー、プロデューサー、Hiro-a-keyによるプロジェクト。アジア人としてR&B/ソウルミュージックを世界に向けて発信することに対するレッテルや先入観をなくし、純粋に音楽だけを聴いてほしいという思いから、共通言語である英語で歌い、国籍や顔などアイデンティティーを一切公表せずに活動を開始。これまでアメリカ、カナダ、ブラジル、バハマ、アルゼンチン、韓国、香港、日本、タイ、カザフスタン、フランス、イギリス、ドイツ、スイスなど20ヶ国以上の地域を転々と旅しては異文化に触れてきたHiro-a-keyは、自らを“根無し草“と重ね合わせ、アーティスト名をNenashiと名付ける。堂安律選手が出演する、オーディオブランド「Beats」のCM音楽を担当するほか、720万人フォロワーを持つハワイが生んだTikTokスター Halia Beamerをはじめ、Chara、加藤ミリヤ、Aile The Shota、Sincere、LHRHND、THE SUPER FLYERS、SMOKIN’theJAZZ、maeshima soshi、Snowkなど国内外のアーティストのプロデュース・客演・作詞・コーラスを手がけるなど積極的に活動の場を広げている。これまでも歌、ラップ、ビートボックスを自由に使いこなし、その並外れた音域とグルーヴ感で新たな質感を表現するソウルシンガーとして活動してきたNenashi a.k.a. Hiro-a-key。アイデンティティーを明かした後も世界中の音楽フリークがこぞってシェアする注目のマルチアーティストの旅は続く。

Morning Time Playlist
  • Nate Smith
    Kinfolk 2: See the Birds
    NYを拠点に世界で活躍するドラマーNate Smithのプロジェクトのセカンド。リード曲「Altitude」は、今のアメリカJazz シーンで一際輝く若手Joel Ross (vibraphone)と、Michael Mayo (vocals)をfeat.して、ベテランJon Cowherd (piano)と表情豊かなアドリブを。2曲目「Square Wheel feat. Kokayi & Michael Mayo」は、変拍子のリズムをそう感じさせないNateのドラミングとKokayi のラップで、朝に聞いたら確実にテンション上がります。色んなリズムを堪能できるアルバム。
  • POTATOHEAD PEOPLE
    Nick & Astro’s Guide To The Galaxy
    カナダ人プロデューサーNick Wisdomと AstroLogical のデュオ。イントロダクション的な「Late Show Theme」からワクワクが止まりません。地理的な近さもあるのか、feat.に Illa J が複数曲参加し、J DillaやAmp Fiddlerを代表とする DetroitのシーンのHiphop/Funk/Soul/Jazzを随所に感じさせる1枚。
  • Sumin
    Sichimi
    韓国のシンガーソングライター・プロデューサー Sumin の2023年にリリースされたEP。歌はもちろん、サウンド、プロダクション全て彼女による、最高な1枚です。90's R&Bを通ってきた、現在のK-Pop/R&B はこんな音か!と感動。歌詞分からなくてもめちゃ楽しめます。お昼休みにちょうどいいかも。「Closet」特にオススメです。
Day Time Playlist
  • A Tribe Called Quest
    The Anthology
    NYの伝説的ヒップホップグループ ATCQの最初の5枚のアルバムをまとめたベストアルバム的な1枚。代表曲「Check the Rhime」、「Bonita Applebum」、「Can I Kick It?」をはじめ、いい感じにチルな曲からノリノリの曲もあって、午後スタートするのに最高なコンピアルバム。
  • Little Simz
    No Thank You
    UKのラッパー Little Simz の5枚目のアルバム。盟友プロデューサー Inflo とのタッグで1枚通してメッセージ性の強さが印象的。シンガー Cleo Soul の存在感もしっかり感じつつ、ゴスペル調な曲も多く高揚感たっぷりです。2曲目「Gorilla」は、ドラムにChris Dave を招いたマストソング。
  • BIGYUKI
    Neon Chapter
    三重県出身、NY在住で世界を股にかける日本人キーボーディスト・プロデューサー BIGYUKIのアルバム。Jazzを軸に様々なジャンル・サウンドをブレンドしている1枚です。エネルギー満載で独特な演奏方法も注目されますが、独創的な作曲も必聴。
Night Time Playlist
  • D’angelo
    Voodoo
    バイブルとして聞いてきたミュージシャンは、僕だけではないはず。とにかく色んなカッコイイが詰まった1枚。何もしたくない位寒い夜も、うねる様に暑い夜もこのアルバムと共に、チルったり、踊ったり。D’Angelo の魅力が本当に沢山詰まってますが、コーラスワークが特にツボです。「Spanish Joint」の Charlie Hunter (gt)も最高です。
  • Robert Glasper Experiment
    Black Radio
    Jazz/Hip Hop/Soul/R&B/Electro を最先端、最高峰のミュージシャンでまとめ上げたアルバム。キーボーディスト・プロデューサー Robert Glasper を中心に集まった Experiment の後に続くシリーズ「Black Radio」の1枚目。こちらもバイブル的な1枚として持っているミュージシャンは沢山いるのではないでしょうか。
  • Jose James
    No Beginning No End
    Jose James の3枚目。Blue Note に移籍してPino Palladino (Bs) とプロデュースしたアルバム。Joseの豊かな声とソングライティング、そしてVoodooにも通じる素晴らしいリズムセクションのサウンド。Jazz と Hip Hopを融合した一つの形。Duet曲もスーッと入ってきます。
  • Little Dragon
    New Me, Same Us
    スウェーデン・ヨーテボリ出身の4人組バンド Little Dragon の6枚目のアルバム。日本にもルーツのある、ボーカル Yukimi Nagano のエキゾチックな歌とメロディを最大限に広げる、練られたサウンドプロダクション。チルで、ダンサブルで、エモーショナルで最高な曲が詰まった1枚です。

SHUN145(Jazzy Sport Kyoto/tide and time)

Profile

Jazzy Sport Kyotoのバイヤーを勤め、DNA Paradiseをホームに野外/クラブ問わず京都を拠点に各地で活動中。京都メトロにて、数々のハウス/ダンスパーティーを主催。またDNA Paradiseにて毎新月・満月に開催される”tide and time”の広解釈アンビエント会”新月のアンビエント”と辺境音楽会の”満月モンド”のレギュラーをつとめる。近年では Theo Parrish,Dego,DJ SpinnaやDonna Leakeを始めとした様々な海外アーティストのサポート/共演を果たしている。現場活動を起点としながら、Noods Radioや Balamii Radio ,Worldwide FM,など国内外の様々なメディアにDJミックスを提供している。

Morning Time Playlist
  • Ernest Hood
    Back to the Woodlands
    ポーランドを拠点にジャズ・ギタリストとして活動していた彼が病のためキャリアを捨て、ニューエイジ・ミュージックに転向した時に録音された未発表音源(1972-1982)。環境録音の他、様々な楽器で綴られたどこまでも優しく幻想的な音世界。春の朝にぴったりかと。
  • Jeff Parker
    Fourfolks
    この先もずっと聴かれていくアルバムではないでしょうか。シカゴのポスト・ロック・バンド tortoise での活動でも知られる彼の自宅スタジオで録音されたソロ・ギター・アルバム。伝統と実験、そして安らぎ。是非体験してみてください。
Day Time Playlist
  • Fabiano Do Nasciment
    Tempo Dos Mestres
    現ブラジルを代表するギタリスト/シンガーソングライターの2017年作。ブラジル音楽の伝統と今を体現したと言っても過言ではない本アルバムは、確かな技術と精神性を作曲に落とし込んだ後世に残るであろう素晴らしいアルバムだと思います。
  • Caetano Veloso
    Transa
    ブラジル音楽の巨匠が軍事政権下に亡命先のロンドンで製作したアルバム。その特徴的な歌声とプロデュースが存分に発揮され、唯一無二の世界観が表現された作品だと思います。まさにクラシックス!
  • Chuck Senrick
    Dreamin'
    AORシンガーとして知られる彼が1977年に「フェンダーローズ」とリズムボックス「ドンカマ」とを駆使して録音された自主製作盤。メローでポップなメロディー、ローファイな質感がたまらなく良いです。春の陽気にぴったり◎
  • SOFT
    PASSING TONE
    昨年30周年を迎え、京都のパーティー・シーン支えてきたジャム・バンド SOFT の新作アルバム。全曲ライブ録音。様々な音楽ジャンル的要素が混在し、野外レイヴやナイトクラブでの演奏で磨かれた人力・ダンスミュージックの臨場感を是非体感してほしいです。
  • DJ Harrison
    Shades Of Yesterday
    ビートメイカー/マルチ・インストゥルメンタリスト DJ Harrison の3枚目のソロ・アルバム。本作ではほぼ全ての楽器の演奏を彼自身が担当し、ドナルド・フェイゲンの「IGY」をはじめとした遊び心溢れる11曲のカバーを収録。ヴィンテージな音像がそれら楽曲の良さを更に引き出しています。
Night Time Playlist
  • Khan Jamal
    Infinity
    フロリダ出身のジャズ・ビブラフォン/マリンバ奏者 Khan Jamal のスピリチュアル・ソウルジャズ・アルバム。ビブラフォンの美しい音色と各楽器がグルーヴする素晴らしい作品。アルバムを通して捨て曲無しですが個人的には「NUBIAN QUEEN」と「The Known Unknown」が大好きです。
  • Tortoise
    TNT
    シカゴ音響派、ポストロックバンド Tortoise の代表作。Pro Tools(音楽編集用ソフトウェア)を使用し、生演奏だけでは困難な複雑なアレンジメント/編集に成功。無数のジャンルの音楽性が随所に詰め込まれていて、デジタルとアナログ、音楽ジャンルの壁を曖昧にした素晴らしい作品です。
  • Hiroshi Yoshimura
    Surround
    日本の環境音楽のパイオニアとして知られる吉村弘。ミサワホームから依頼されて録音された作品で、"新築居住空間をより充実させるための一つの要素として機能する"ことを目的としていた環境音楽作品。空間デザインに収まらず、人の心身にも寄り添ってくれる優しいメディテイティヴな日本アンビエント・ミュージックの名作。

君嶋 麻里江(DJ)

Profile

レコードの家からやってきた彼女 (a.k.a Big Mamma Funk) が作る料理は、山盛りの夜のお皿にあふれるメロディー、ぴりりとしびれるリズムたち。お酒を片手にひとくち食べたら笑顔こぼれる、そんな味。ミュージシャンのライブツアー、航空機の機内音楽、サロン・アパレルブランドの発表会等でのサウンドディレクションなど、腕をふるう選曲はジャズにソウルにファンクにR&B、火は通さずに生音そのまま、お好きなコースで召し上がれ。

Morning Time Playlist
  • Martha Kato
    Solúna
    ASCAPの作曲コンペティションでも賞を獲得し、グラミーノミネート作品にもピアノで参加するなど活躍の場を広げているNY在住ピアニスト・コンポーザー、加藤真亜沙の2ndアルバム。美しいピアノの旋律と彼女の声がひとつになってどこまでも歩いて行けそうな心地よい世界に誘われるアルバム。
  • Bruno Major
    To Let A Good Thing Die
    多くのミュージシャンからも賛辞を送られているUKのシンガーソングライター。どこか憂いを感じさせる耽美で優しい曲の数々。コーヒーショップやレストランなどでDJするときには必ず持っていきます。中でもRegent's Parkはよくかけているお気に入りの1曲。
Day Time Playlist
  • Laufey
    Bewitched
    アイスランドはレイキャヴィク出身のマルチ奏者・シンガーソングライター、レイヴェイ。第66回グラミー賞ではBilly Joelのライブ時にチェロで参加し、自身もこちらの作品で最優秀トラディショナル・ポップ・ヴォーカル・アルバムを受賞。ドリーミーでメランコリック、少し低めのヴォーカルが壮大なストリングスと共にまるでおとぎ話の世界に溶け込んだような気分にさせてくれます。
  • BABADU
    BABADU!
    ハワイアンAORの代表的バンドでのちにLEMURIAを結成したカーク・トンプソンがプロデュースした1979年リリースのアルバム。オリジナル盤は入手困難でしたが、世界初オフィシャルリイシューが奇しくも私自身の誕生日に発売されたのでとっても嬉しい誕生日プレゼントとなりました。全体を通してBABADU本人のハスキーな声が奏でる珠玉の名曲を堪能できます。all time favoriteな1枚。
  • Thee Sacred Souls
    Thee Sacred Souls
    カリフォルニア州サンディエゴを拠点とするバンド。このアルバム1曲目、2020年にリリースのデビューシングル「Can I Call You Rose?」を耳にした時、どこか懐かしく、なんてロマンティックな曲なんだろうとすぐにアーティスト情報をチェックしました。アルバム全体がsweet soulで充満しています。
  • Shane Cooper & Mabuta
    FINISH THE SUN
    南アフリカジャズ界の中心的人物でダブルベース奏者・作曲家シェーン・クーパー率いるバンド。固定のジャズに囚われず色々なアフリカンスタイルのリズムやサウンドが織りなすカラフルな楽曲が魅力の本作。レコード屋さんで手にした時、見たことがあるようなジャケットだと思い帰宅してレコード棚を確認してみたら、LAのビートメイカーKeiferや日本人アーティストのiriのジャケットを手掛けているスペイン・セビリア出身イラストレーターMaria Medemの描き下ろしでした。アートワークを手に取って楽しめるのもレコードが好きな理由の一つです。
  • Ed Motta
    Criterion Of The Scenes
    ブラジルの山下達郎との呼び声高いエヂ・モッタ。世界屈指(!)のレコードコレクターであり、日本のレコードもかなり所有しているそう。本作からはその日本の70’s〜80'sの音楽的要素もたっぷり感じられます。日が暮れる頃、カクテル片手にほろ酔い気分で聴きたい。2曲目の「Sweetest Berry」は歌詞も可愛くて特に好きな曲。
Night Time Playlist
  • " HA DUO (Hugo Fattoruso & Albana Barrocas) "
    PUENTE
    伝説的バンドOPAの活躍でも知られるウルグアイを代表する音楽家ウーゴ・ファットルーソと新世代打楽器奏者のアルバナ・バロカスのデュオ作。2人の音の掛け合いがまるで楽しい会話をしているかの様。タイトルのPUENTEとは日本語では「橋」ですが、まさに世代を超えた音楽の架け橋となってくれている作品。
  • Nautilus
    Revival
    海外のJazzフェスティバルなどでも注目のドラマー佐々木俊之率いる日本人バンド。疾走感あふれる楽曲の数々は、聴きながらナイトドライブしたくなる。DJの際、彼らの作品は1枚は必ずレコードバッグに忍ばせています。
  • PYRAMID
    PYRAMID 5
    ドラムの神保彰と日本のミュージックシーンを長きに渡り支えている鳥山雄司のユニットの2023年作。日本のみならず世界に通ずる若手ミュージシャンたちも迎え、ヴァラエティに富んだ楽曲ばかりの踊れるアルバム。

立川 直樹(プロデューサー)

Message

昨年の12月にオープンして以来、テクニクスカフェの評判が広がっているのがうれしい。”ラジオ シャングリラ”に送られてくるたくさんのメールの中に”新しい聖地”と書いている人もいた。そうしたメールに目を通すと、いい音楽は本当に時代もジャンルも超えて人々の心をとらえていることがよくわかるが、レコードをセレクトする時、僕は最高の”時間旅行”を楽しんでいると思う。気の向くままに春に似合うアルバムを選んでみた。

Playlist
  • サイモン&ガーファンクル
    サウンド・オブ・サイレンス
    いつも春になると、ターンテーブルに何度ものる名盤。稀代の名曲「サウンド・オブ・サイレンス」から「アイ・アム・ア・ロック」までの11曲収録曲の中で輝きを放つのが「エイプリル・カム・シ・ウイル(4月になれば彼女は)」。ロマンティシズムが結晶している。
  • プリンス&ザ・レヴォリューション
    パレード
    天才プリンスの命日が4月21日。どこか妖艶な感じがするプリンスの音楽は満開の桜、それも夜桜とぴったりと似合う。エンディングを飾る「スノウ・イン・エイプリル」は極め付け。
  • ドアーズ
    まぼろしの世界
    「ハートに火をつけて」で衝撃デビューを果たしたドアーズはこの2作目で不動の地位を獲得した。曲の良さ、構成、ジャケット、デザイン…”名盤”と呼ぶにふさわしい1枚。「月光のドライヴ」が夢の世界の扉を開けてくれる。
  • エルトン・ジョン
    蒼い肖像
    原題の”BLUE MOVES”そのままにエルトン・ジョンのリリカルな魅力が2枚のアルバムに詰められている大作。カルフォルニアとロンドンの2カ所での録音の成果も見事に反映され、プロの仕事に唸らされる。
  • チック・コリア・クインテッド
    リターン・トゥ・フォーエヴァー
    素晴らしく耳に快適なサウンドでありながら、チック・コリアやスタンリー・クラーク、アイアート・モレイラなど5人のメンバーが奏でる音楽はかなり深遠なところまで計算されている。1972年に発表され、世界中で好セールスを記録した。
  • パット・ブーン
    グレイテスト・ヒッツ
    エルヴィス・プレスリーと並ぶロックンロールの第一期生であるパット・ブーンは最初はロックを歌っていたが、すぐにポップス路線に転向、ロマンティックな優等生ノリで人気を博した。ヒット曲は数多いが、やはりこの時期には「四月の恋」だろう。
  • ジョニ・ミッチェル
    青春の光と影
    長きに渡る病床から奇跡の復活を果たしたジョニ・ミッチェルがウッドストック・イヤー、1969年に発表した2枚目のアルバム。映画にも使われたタイトル曲は永遠の魅力を持っているが、”才女”という言葉はジョニのためにある。
  • ジェフ・ベック
    ブロウ・バイ・ブロウ
    1975年の発表当時、世界中で大反響を呼んだロック・ギター・アルバム。プロデュ-スはビートルズの育ての親であるジョージ・マーティン。日本発表時には「ギター殺人者の凱旋」という何とも恐ろしく、的外れな邦題がつけられていた。
  • ニーナ・シモン
    ファースト・レコーディング
    その死後もドキュメンタリー映画などで強力なパフォーマンスを見せていることによって新しいファンを増やし続けているニーナ・シモン。これは1957年にニューヨークで録音されたデビューアルバムであり、代表名盤と言われている。春の夜のサウンドトラック…
  • ジョアン・ジンベルト
    アントニオ・カルロス・ジョビンに捧ぐ
    春にはボサノヴァがフィットする。60年代にボサノヴァ・ブームを確立したジルベルトが共にボサノヴァ・ブームを牽引した親友ジョビンに捧げたジョビンのベストソング・コレクション。海が見えてくる。

SECOND ROYAL RECORDS(Record Shop)

Profile

京都を拠点に活動するインディーズレーベルSECOND ROYAL RECORDSが運営するレコードショップ。国内・海外の新譜・中古レコード / カセット / CD / アーティストグッズなど様々なアイテムを取り扱っています。

〒602-8341 京都府京都市上京区三軒町48-11

Morning Time Playlist
  • Nai Palm
    Needle Paw
    オーストラリアの人気バンド、ハイエイタス・カイヨーテのヴォーカルを務め、圧倒的な歌唱力と強烈な存在感で唯一無二の個性を放つNai Palmが2017年にリリースしたデビュー・ソロ・アルバム。
  • Clementine
    アン・プリヴェ~東京の休暇
    クレモンティーヌが一躍、日本でその名を広めた大ヒット・ポップス・アルバム第1弾。井出靖のトータル・プロデュースのもと、小沢健二、田島貴男、ゴンチチ、高浪敬太郎といった日本の才気あふれるアーティスト達が作編曲に参加。
Day Time Playlist
  • kiss the gambler
    私は何を言っていますか?
    東京を拠点に活動する女性シンガーソングライターkiss the gamblerの2ndアルバム。プロデューサーの谷口雄のもとに宮下広輔(PHONOTONES)、厚海義朗(GUIRO)、 河合宏知(山二つ)、高橋三太(ex.1983)、影山朋子(折坂悠太/サポート)が集結。
  • 七尾旅人
    Long Voyage
    歌とギターのみでさまざまな物語を描き出し各地のオーディエンスを驚嘆させてきたシンガーソングライター七尾旅人が、自身初となる全面的なバンドレコーディングを行った本作。Kan Sano、小川翔、Shingo Suzuki、山本達久などのゲストプレイヤーが参加。
  • TENDRE
    IMAGINE
    ソングライティング・アレンジに加え、ベース・ギター・鍵盤・サックス・トランペットなど数々の楽器を自ら奏でるマルチプレイヤー、河原太朗によるソロ・プロジェクト・TENDRE(テンダー)のメジャーデビューアルバム。
  • LEARNERS
    LEARNERS
    モデル・歌手のSARAと松田"CHABE"岳二によるユニットから発展した5人組ロックンロールバンド、LEARNERSのデビューアルバム。ガール・ポップ、パンク、スカ、ジャズ、ロックンロール、いつの時代にも演奏されてきた数々の名曲が現代に再度蘇る。
  • JUNGLE
    VOLCANO
    マーキュリー賞にもノミネートされたデビュー・アルバム『JUNGLE』が、UKで9ヶ月に渡ってチャートインを記録する超ロング・セラーとなり、総ストリーミング数は10億以上、今や大型フェスのヘッドライナーも務めるフューチャー・ディスコ・ユニット、ジャングルの4枚目のスタジオ・アルバム。
Night Time Playlist
  • For Tracy Hyde
    Ethernity
    東京のバンドFor Tracy Hydeの4thアルバム。ダイナミックなシューゲイズ/ドリーム・ポップ・サウンドを継承しつつも、今まで以上にエモ、グランジ、スロウコアなど90年代USオルタナティブの要素を導入。静動のコントラストがよりくっきりしたエモーショナルな作品。
  • GENEVIEVE ARTADI
    FOREVER FOREVER
    LAを拠点に活動するシンガーソングライター/プロデューサーGENEVIEVE ARTADIの2ndソロ・アルバム。ルイス・コール、サム・ゲンデルやサム・ウィルクス、ジェイコブ・マンといった多彩なゲストが参加。
  • Sunaga t experience
    crouka
    須永辰緒のソロユニット、2001年フル・アルバム。猫沢エミ、Vince Andrews等を起用したボーカル曲5曲とインストゥルメンタルによるトータル・アルバム。ブラジリアン、ジャズ、ラウンジを、気持ちの良いハイ・クオリティーなクラブ・サウンドに変貌。

PlayList 4月スケジュール

  • 4月1日(月)
    中澤 敬
  • 4月2日(火)
    Nenashi
  • 4月3日(水)
    SHUN145
  • 4月4日(木)
    君嶋 麻里江
  • 4月5日(金)
    立川 直樹
  • 4月6日(土)
    SECOND ROYAL RECORDS
  • 4月7日(日)
    中澤 敬
  • 4月8日(月)
    Nenashi
  • 4月9日(火)
    SHUN145
  • 4月10日(水)
    君嶋 麻里江
  • 4月11日(木)
    立川 直樹
  • 4月12日(金)
    SECOND ROYAL RECORDS
  • 4月13日(土)
    中澤 敬
  • 4月14日(日)
    Nenashi
  • 4月15日(月)
    SHUN145
  • 4月16日(火)
    君嶋 麻里江
  • 4月17日(水)
    立川 直樹
  • 4月18日(木)
    SECOND ROYAL RECORDS
  • 4月19日(金)
    中澤 敬
  • 4月20日(土)
    Nenashi
  • 4月21日(日)
    SHUN145
  • 4月22日(月)
    君嶋 麻里江
  • 4月23日(火)
    立川 直樹
  • 4月24日(水)
    SECOND ROYAL RECORDS
  • 4月25日(木)
    中澤 敬
  • 4月26日(金)
    Nenashi
  • 4月27日(土)
    SHUN145
  • 4月28日(日)
    君嶋 麻里江
  • 4月29日(月)
    立川 直樹
  • 4月30日(火)
    SECOND ROYAL RECORDS

※イベント等により、スケジュールが予告無く変更する場合がございます。予めご了承ください。

PlayList 5月スケジュール

  • 5月1日(水)
    Nenashi
  • 5月2日(木)
    SHUN145
  • 5月3日(金)
    君嶋 麻里江
  • 5月4日(土)
    立川 直樹
  • 5月5日(日)
    SECOND ROYAL RECORDS
  • 5月6日(月)
    Nenashi
  • 5月7日(火)~9日(木)まで休館となります。
  • 5月10日(金)
    SHUN145
  • 5月11日(土)
    君嶋 麻里江
  • 5月12日(日)
    立川 直樹
  • 5月13日(月)
    SECOND ROYAL RECORDS
  • 5月14日(火)
    Nenashi
  • 5月15日(水)
    SHUN145
  • 5月16日(木)
    君嶋 麻里江
  • 5月17日(金)
    立川 直樹
  • 5月18日(土)
    SECOND ROYAL RECORDS
  • 5月19日(日)
    Nenashi
  • 5月20日(月)
    SHUN145
  • 5月21日(火)
    君嶋 麻里江
  • 5月22日(水)
    立川 直樹
  • 5月23日(木)
    SECOND ROYAL RECORDS
  • 5月24日(金)
    Nenashi
  • 5月25日(土)
    SHUN145
  • 5月26日(日)
    君嶋 麻里江
  • 5月27日(月)
    立川 直樹
  • 5月28日(火)
    SECOND ROYAL RECORDS
  • 5月29日(水)
    Nenashi
  • 5月30日(木)
    SHUN145
  • 5月31日(金)
    君嶋 麻里江

※イベント等により、スケジュールが予告無く変更する場合がございます。予めご了承ください。